◆ 高木氏「中野が気になる」、野村氏「岡林も上げてきている」
21日に前半戦の日程を終えたセ・リーグ。21日時点での打率ランキングは、1位の中日・岡林勇希が.29378、2位の広島・小園海斗が.29376と首位打者を争い、3位の阪神・近本光司が.2922、4位の阪神・中野拓夢が.2921で追いかける展開となっている。
3割打者不在という状況の中、23日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』の解説陣は、後半戦での首位打者争いの展望を語った。
齊藤明雄氏は「近本はこのままでは終わらないと思うので、シーズンが終われば1番上にいる可能性が高い」と近本の奪還に期待。野村弘樹氏は「本当にこれだけコンスタントに1番打者として活躍できるのはすごい。阪神が優勝した2023年は、8番の木浪聖也が結構打っていて、打点も稼いでいた。勝負強さも持っているし足もあるし、相手からすると出すと厄介な、素晴らしい選手」と評価し、高木豊氏も「3割打者がいない中で.292は立派だ」と称賛した。
高木氏は「中野が気になる。すごくクリーンアップに繋いでいる。近本が出て走れないと思えば犠打もする。中野の献身的な2番を務めている姿は、最後にご褒美が来るような気がする」と、打線を支える中野の活躍に注目した。
野村氏は「岡林は、今チームが下位から上位にいこうとしている中で、調子を上げてきている。彼が出ることによって、クリーンアップにどう繋ぐかという野球ができると思う。足もあるし、岡林に期待を持っている」と、岡林がこのまま首位打者を獲るのではないかと推測した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』