◆ 「四球を絡めることで得点のバリエーションが増えていく」
阪神が広島に5-0で快勝。後半戦4連勝でマジック39が点灯した。
0-0のまま迎えた4回二死三塁、坂本誠志郎の打席で相手投手がまさかの暴投。三塁走者が帰還し、先制点を挙げた。1点リードの7回には一死満塁のチャンスを作ると、代打・ヘルナンデスが押し出し四球を選び、2点目が入った。8回にも大山悠輔、熊谷敬宥が適時打を放ち、さらに3点を追加した。
先発の村上頌樹は要所を締める投球で6回無失点と好投。7回以降は継投策に入り、及川雅貴、石井大智、桐敷拓馬が0を並べ完封リレーで相手打線を封じ込めた。村上は9勝目を挙げた。
30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた鳥谷敬氏は、阪神打線の攻め方に注目した。「(四球数ランキングを見て)1位から4位まで阪神の選手が並んでいる。今年の阪神打線は四球が非常に多い」と四球の数に言及し、「今日は押し出しで四球を取ったというところが目立つんですけど、(8回に)髙寺選手が四球を取って熊谷選手のタイムリーにつなげたりとか、四球を絡めることで得点のバリエーションが増えていく。一、二番で四球が多いとそれだけクリーンアップの打点も多くなっていく」と分析。今日の試合については「タイガースらしい戦いだった」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』