◆ ダイヤモンドバックスから今夏2度目の打者補強
現地時間30日、シアトル・マリナーズがアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのトレードを成立させ、エウヘニオ・スアレス内野手(34)を獲得したと『ESPN』のジェフ・パッサン記者が報じた。
ベネズエラ出身のスアレスは2014年にタイガースでMLBデビュー。レッズ所属時の2019年にはキャリアハイの49本塁打を放つなど12シーズン通算で312本塁打を記録している。2022年からマリナーズで2年間プレーし、2023年にはベネズエラ代表としてWBCに参戦した。
2023年のオフにダイヤモンドバックスへトレード加入し、今季は106試合に出場して打率.248、36本塁打、87打点、OPS.896の好成績をマーク。自身7年ぶりのオールスターゲーム出場も果たした。ナショナル・リーグの本塁打部門では1位の大谷翔平(ドジャース)と2本差の3位につけ、打点部門では単独トップに立っていたが、アメリカン・リーグへの移籍により、タイトル獲得の可能性は事実上消滅となった。
スアレスは今季終了後にFAを予定。マリナーズは対価として球団内9位有望株のタイラー・ロックリア内野手、同16位のハンター・クラントン投手、同17位のフアン・バーゴス投手の3名をダイヤモンドバックスに放出した。
3年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズは同日の試合前時点で57勝51敗を記録し、首位アストロズと4.5ゲーム差の地区2位、ワイルドカード圏内3番手に位置。現地25日に同じくダイヤモンドバックスから獲得したジョシュ・ネーラーに続き、強打者の補強に動いた。