◆ 5年ぶりポストシーズン進出へ、投打11選手の人員整理
現地時間31日、シカゴ・カブスが2つのトレード成立を発表。ミネソタ・ツインズからウィリー・カストロ内野手(28)、パイレーツからテーラー・ロジャーズ投手(34)を獲得した。
プエルトリコ出身のカストロは2019年にタイガースでMLBデビュー。昨季はキャリア最多の158試合に出場して12本塁打、14盗塁をマークし、オールスターゲーム初出場を果たした。今季は85試合に出場して打率.245、10本塁打、9盗塁、OPS.742を記録。二塁と両翼を主戦場としながら三塁、遊撃、中堅でもプレーしている。
ロジャーズは双子のリリーフ兄弟として知られ、左腕の兄テーラーは2012年のドラフトでツインズに入団。2016年にMLBデビューを飾り、翌2017年にはア・リーグ最多の30ホールドを挙げた。今季は40登板で2勝2敗9ホールド、防御率2.45という成績を残し、通算549登板で110ホールドを記録。前日にレッズからパイレーツへのトレードが発表されたが、パイレーツでは一度も登板することなく、再び同地区のカブスへの移籍が決まった。
カブスは前日にナショナルズから先発右腕のマイケルソロカ、オリオールズからは昨季ナ・リーグ最多ホールドの右腕アンドリュー・キトレッジを獲得。24時間で4つのトレードを成立させ、計6人の若手選手を対価として放出した。
また、これらのトレードを受けてカブスはライアン・プレスリー投手をDFAとし、メジャー40人枠から外す措置を取ったことを発表。プレスリーは守護神候補として今年1月にトレード加入したが、44登板で2勝3敗、7ホールド5セーブ、防御率4.35という成績だった。