● レイズ 0-3 ドジャース ○
<現地時間8月3日 ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースがレイズとの敵地3連戦を勝ち越し。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、3試合連続安打をマーク。先発登板した山本由伸投手(26)が6回途中無失点と好投し、今季10勝目を挙げた。
中5日で敵地マウンドに上がった山本は1回、2回と走者を出しながらも無失点で切り抜け、3回裏は三者凡退を記録。4回裏には先頭打者カミネロに安打を許したが、一死から金河成、元チームメイトのフェドゥシアを連続三振に仕留めた。
5回裏にも先頭マンガンの一塁へのゴロが間一髪のタイミングで内野安打。一死からウォールズのセーフティーバントを処理したが、山本からの送球を一塁手フレディ・フリーマンが捕球できず、失策で一死一、三塁とピンチを迎えた。それでも前日2本塁打のディアスを二飛。続くブランドン・ローからスプリットで空振り三振を奪い、この回も先制点は与えなかった。
打線は直後の6回表、アンディ・パヘスの適時打で先制に成功。待望の援護点を貰った山本は6回裏、二死から金河成に安打を許したところで勝利投手の権利を持って降板。後を受けた左腕アレックス・ベシアが後続を打ち取り、この回も無失点で締めた。
ドジャースは直後の7回表、内野安打を放った大谷が2度の盗塁を決めるなど一死二、三塁と好機を作り、フレディ・フリーマンの適時打で1点を追加した。8回裏はトレード期限で新加入の右腕ブロック・スチュワートが移籍後初登板を飾り、1回無失点に封じた。
9回表には大谷が二塁打を放ち、ムーキー・ベッツのダメ押し犠飛を演出。3点リードの9回表には4番手右腕ブレーク・トライネンが二死満塁とピンチを作ったが、緊急登板の右腕ベン・カスペリアスが最後のアウトを奪い、完封リレーを締め括った。
この試合の山本は5回2/3、88球を投げて5被安打、無四球、6奪三振という投球で、MLB2年目にして初のシーズン2桁勝利を達成。ここまで22先発で10勝7敗、防御率2.51を記録している。
また、大谷は3打数2安打、1得点、2四球、1三振、2盗塁の活躍。今季成績を打率.274、38本塁打、15盗塁、OPS.982としている。