◆ あわや勝ち越し打が“三重殺”に
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が現地時間12日の古巣エンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場。第4打席でまさかのトリプルプレーに倒れた。
今季初先発の右腕メデロスに対し、初回の第1打席はフルカウントから四球を選んで出塁。その後、一死一、三塁と好機を迎え、4番テオスカー・ヘルナンデスの犠飛で先制のホームを踏んだ。
ドジャースは1回裏に先発右腕エメ・シーハンが3点を失うも、2回表にダルトン・ラッシングの2号2ランで同点に。その直後、第2打席の大谷は一球もスイングすることなく、2打席連続となる四球で出塁した。
2点を追う5回表の第3打席は2番手左腕チェイフィンと対戦し、カウント2-1から内角高めボールゾーンのシンカーを高々と打ち上げて一飛。それでも、ドジャースは二死から連打でチャンスを作りテオスカー・ヘルナンデスの適時打、アンディ・パヘスの押し出し四球で再び試合を振り出しに戻した。
そして6回表、無死一、二塁という好機での第4打席は4番手左腕バークと対戦。カウント2-2から外角のフォーシームを捉えてセンター返しを放つも、二塁ベースの真後ろに守っていた遊撃手ネトの正面に飛んで遊直となった。さらに、打球を掴んだネトが二塁ベースを踏んで飛び出した二塁走者をアウトにすると、一塁にも素早くボールを送ってトリプルプレー。あわや勝ち越し打が一転、攻守交代となった。