● メッツ 3 - 4 ブレーブス ○
<現地時間8月14日 シティ・フィールド>
メッツの千賀滉大投手(32)が14日(日本時間15日)、本拠地でのブレーブス戦に先発登板。毎回の7奪三振をマークするなど6回途中2失点と好投したが、今季8勝目はまたしてもお預けとなった。
初回は二死から安打を許すも危なげなく無失点スタート。2回は先頭の5番・ハリス2世に安打と盗塁を許し無死二塁のピンチを招いたものの、6番・アルビーズ、7番・ブルハーンをいずれも最後はフォークで連続三振に仕留めるなど後続をピシャリと封じた。
3回もゼロを刻むと、その裏、メッツは1番・リンドアの22号ソロで先制。援護を受けた千賀だったが、直後の4回に二死からソロ被弾。アルビーズに1ボール1ストライク後の95.7マイル(約154キロ)の直球を右翼フェンス裏のブルペンへ運ばれ、1-1の同点に追いつかれた。
5回はこの試合初の3者凡退斬り。復帰後最長となる6回は四球と安打などで二死一、三塁のピンチを招いたところで降板となり、リリーフしたロジャーズが勝ち越し打を許した。千賀は5回2/3で93球、5安打2失点、7奪三振1四球の登板結果。防御率は2.35となった。
千賀は6月12日(同13日)のナショナルズ戦で右太もも裏を痛め負傷者リスト(IL)入り。これが復帰後6試合目だったが白星の権利は得られず、復帰後初勝利となる今季8勝目は次戦以降へ持ち越しとなった。
メッツは1点を追う6回裏、4番・アロンソの左前適時打などで3-2と逆転し千賀の黒星は消滅。ところが8回表に3番手のヘルズリーが再逆転を許し、これで5カード連続の負け越しが決定。8月は12試合で2勝10敗となった。