○ ロッキーズ 8-3 ドジャース ●
<現地時間8月20日 クアーズ・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースが同地区最下位ロッキーズに完敗。大谷翔平投手(31)は「1番・投手兼指名打者」として先発出場するも、4回5失点という投球で今季初黒星を喫した。
“打者天国”と評されるクアーズ・フィールドでの初登板となった投手・大谷は初回を三者凡退の立ち上がりを見せるも、2回裏に2本の単打で一死一、二塁とピンチ。7番ドイルに左翼線への適時二塁打、8番アルシアに右犠飛を運ばれ、2点の先行を許した。
4回裏には無死一塁から5番バーナベルに左翼線への二塁打を浴び、内外野の中継プレーが乱れる間に一塁走者の生還を許した。さらに、連打で一死二、三塁とピンチが続くと、8番アルシアの強烈なピッチャー返しが右脚に直撃。強襲の適時内野安打で4点目を失った。
監督、トレーナーらがマウンドに駆け付ける中、大谷は続投。9番リッターの投ゴロを捌いて二死まで漕ぎつけたが、1番フリーマンにイニング6安打目となる適時打を浴び、今季ワーストの5失点目を喫した。
この試合の大谷は4回66球を投げて9被安打、無四球、3奪三振、5失点という投球。9本の被安打は2021年9月10日のアストロズ戦以来、自己ワーストタイ記録となった。今季10登板目で1敗目を喫し、防御率は「3.47」から「4.61」に悪化している。
打者としては5試合連続安打をマークするも、8回表の第4打席を迎えるところで途中交代。2打数1安打、1四球という内容で、今季成績は打率.285、44本塁打、OPS1.018。同日の試合でカイル・シュワーバー(フィリーズ)が45号本塁打を放ったため、大谷はナショナル・リーグ2位に後退となった。
ドジャースは中盤以降もロッキーズ打線の勢いを止められず、先発全員の16安打を許して敗戦。1勝2敗でカード最終戦を迎えることとなった。