◆ 4回に復調兆しも、予定イニング投げ切れず
右肩インピンジメント症候群により負傷者リスト(IL)に入っているロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(23)が現地時間26日、球団傘下3Aオクラホマシティ・コメッツの公式戦に先発登板。4回途中3失点という投球だった。
復帰後3度目のリハビリ登板となった佐々木は初回、先頭打者へのフォーシームが4球連続で外れて四球を与えると、2番打者には安打を許して無死一、三塁とピンチを背負った。3番打者をスプリットで空振り三振に斬ったものの、4番打者の犠飛により先制点を献上した。
2回表にも先頭打者に安打を浴びたが、後続を遊ゴロと空振り三振に打ち取り、捕手の盗塁阻止により無失点。3回表には11球でフライアウト3つを重ねて三者凡退とした。4回表から出力を上げ、先頭打者には球速97.3マイル(約156.6キロ)のフォーシームを外角低めいっぱいに投げ込んで見逃し三振。続く5番打者との対戦ではこの試合最速の98.8マイル(約159.0キロ)を投じ、最後はスプリットで空振り三振に仕留めた。
ところが、二死から6番打者への9球目、球速97.8マイル(約157.4キロ)のフォーシームを左前安打とされると、ここから3連打を浴びて2点目を失った。さらに8番打者を四球で歩かせ、満塁としたところで降板。後続投手の暴投により、佐々木に3失点目が記録された。
佐々木は3回2/3で5被安打、2四球、4奪三振、3失点という投球内容。復帰後最多の75球(ストライク47球)を投じ、最高球速は過去2回のリハビリ登板を上回る数字となったが、予定の4イニングを投げ切ることはできなかった。
MLB1年目の佐々木は開幕から8先発で1勝1敗、防御率4.72を記録し、現地5月13日からIL入り。8月14日のマイナー戦で約3ヶ月ぶりの実戦復帰を果たすも、2回0/3で6被安打、3失点。同20日の前回登板では3回1/3を投げて3被安打、3四球、2失点という投球だった。