○ ジャイアンツ 13-2 オリオールズ ●
<現地時間8月31日 オラクル・パーク>
ボルティモア・オリオールズが敵地でのジャイアンツ3連戦に負け越し。先発登板した菅野智之投手(35)は4回途中7失点と打ち込まれ、今季7敗目を喫した。
中5日で敵地マウンドに上がった菅野は初回、中堅手コルトン・カウザーのダイビングキャッチにより先頭打者を切ったが、2番ディバースにカウント2-2からの低めフォーシームを振り抜かれ、中越えの28号先制ソロを被弾。それでも3番アダメス、4番スミスをともにスプリットで連続三振に仕留め、最少失点で立ち上がりを切り抜けた。
回を跨いで4者連続三振をマークし、2回裏はこの試合唯一の三者凡退。しかし3回裏、一死から連打で一、三塁のピンチを背負うと、2番ディバースの中前適時打、3番アダメスの中飛で2点を失った。
4回裏にも一死一、二塁とピンチを招くと、8番コスの内野安打に三塁手ジェレミア・ジャクソンの悪送球が絡んで4失点目。続く9番ギルバートの放った飛球では左翼手ダニエル・ジョンソンが転倒し、2者生還の適時三塁打となった。1番ラモスに適時打、2番ディバースにはこの試合3安打目となる二塁打を浴び、自己ワーストに並ぶ被安打10。一死二、三塁としたところで投手交代が告げられた。
その後、オリオールズは6回裏にも3点を失い、大量10点差の8回裏には白旗を挙げて野手のアレックス・ジャクソンを登板させた。打線は通算264勝、サイ・ヤング賞3度の右腕バーランダーに10三振を喫するなど完敗。3カード連続の負け越しに終わった。
菅野は3回1/3、80球を投げて10被安打、1四球、4奪三振、7失点という投球。今季ワーストタイの被安打数、失点数を記録し、同最短イニングでノックアウトされた。今季26戦目を終えて成績は10勝6敗、防御率4.41となっている。