○ ドジャース 5x-4 ダイヤモンドバックス ●
<現地時間8月31日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが本拠地3連戦のスイープ負けを阻止。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場して4打数1安打。先発登板した山本由伸投手(27)は7回1失点と好投するも、白星付かなかった。
2連敗で迎えた同地区カード最終戦。先発の山本が初回を三者凡退で立ち上がると、打線はその裏に大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの3連打が飛び出すなど2点を先制。幸先良く援護を貰った山本は2回,3回と三者凡退を続け、打者1巡パーフェクトの好発進を見せた。
山本は4回表、一死から2番マルテのセーフティバントでこの試合初の被安打。ノーヒット投球を食い止めるバント安打に対し、本拠地ファンによるブーイングが巻き起こった。続く3番キャロルにも中前安打を浴び、二死から5番デルカスティーヨの右前適時打で1失点。なおも二死一、三塁と続いたピンチでは6番ロックリアを三球三振に仕留め、最少失点で切り抜けた。
1点差に迫られたドジャースだったが、直後の4回裏にミゲル・ロハス、5回裏にはアンディ・パヘスの適時打で2点を追加した。山本は98球で7回を投げ切り、4被安打、無四球、10奪三振、1失点の好投。しかし8回表、2番手左腕タナー・スコットが二死から連打を浴びてピンチを招くと、3番キャロルに29号同点3ランを被弾。山本の白星は立ち消えとなった。
それでも同点の9回表、代打起用のウィル・スミスが3番手右腕カーティスの2球目フォーシームを振り抜き、左中間スタンドへ確信の17号サヨナラ弾。現地6月18日のパドレス戦以来、自身5本目のサヨナラ本塁打で本拠地を熱狂の渦に陥れた。競り勝ったドジャースは連敗を「2」でストップ。同日の試合に地区2位パドレスが敗れたため、地区優勝マジックは2つ減って「23」となった。
山本は今季12勝目こそ逃したものの、現地4月18日のレンジャーズ戦以来、今季3度目の2桁奪三振をマーク。同8月18日からロッキーズ、パドレス、ダイヤモンドバックスと同地区球団に対して3登板連続のクオリティ・スタートを達成した。ここまで26試合に先発して11勝8敗、防御率2.82を記録している。
大谷は初回に右前安打と先制の得点を記録し、4打数1安打、1得点、1三振という内容。今季成績は打率.276、45本塁打、OPS.986となっている。