○ ロッキーズ 6x-5 カブス ●
<現地時間8月31日 クアーズ・フィールド>
シカゴ・カブスが西地区最下位ロッキーズにサヨナラ負け。鈴木誠也外野手(31)は「3番・指名打者」でフル出場し、先制の2点タイムリーを放った。
スコアレスの3回表、二死一、二塁の好機で鈴木が第2打席を迎えると、先発右腕ゴードンの初球フォーシームを弾き返し、右中間を破る2点適時二塁打。自身8試合ぶりとなる打点を挙げ、貴重な先制点をもぎ取った。
ところが、先発左腕マット・ボイドが直後の3回裏、4回裏と2点ずつを失い、ロッキーズに逆転を許した。3点を追う打線は8回表、無死一、二塁と好機を作ると、第4打席の鈴木は右直に倒れたものの、続く4番イアン・ハップが左中間スタンドへ18号同点3ラン。起死回生の一発で試合を振り出しに戻した。
しかし同点の9回裏、守護神ダニエル・パレンシアが先頭の9番リッターに初球を左前安打されると、1番モニアクに強烈なゴロで一二塁間を破られ、打球が右翼フェンスまで達する間にサヨナラの一塁走者が生還。敵地3連戦のスイープはならず、地区首位ブリュワーズとの差は6.5ゲームのままとなっている。
この試合の鈴木は4打数1安打、2打点、2三振という内容で3試合連続安打をマーク。今季成績は打率.247、27本塁打、89打点、OPS.803となり、ナショナル・リーグ打点部門では単独4位に入っている。