ロッテ・池田来翔[撮影=岩下雄太]

 ロッテの池田来翔は8月31日のソフトバンク戦、8月14日の日本ハム戦以来となる安打を放った。

 『7番・サード』でスタメン出場した池田は、1-1の2回一死走者なしの第1打席、先発・松本晴が1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートをセンター前に弾き返した。

 守っても、4-2の8回二死一、二塁で柳町達が放ったセンター前の安打で、三塁を狙った一塁走者・川村友斗を刺そうと、センターからの送球をカットし、判断よく三塁に送球しアウトにした。

◆ 準備

 池田は交流戦で18試合中17試合でスタメン出場し、15試合で安打を放つアピールをしたが、交流戦明けにネフタリ・ソトが復調し、7月はスタメン出場が5試合に減少。8月はファーストだけでなく、サードでもスタメン出場するなど、9試合でスタメン出場を果たした。

 8月11日のオリックス戦、2-3の9回無死走者なしの第4打席、マチャドが2ストライクから投じた3球目の157キロストレートをレフトフェンス直撃のライナー性の二塁打は、今季池田が理想とする“ライナー性”の打球のように見えた。

 池田本人は「良かったですよ。あの打席は2球目に振り遅れた空振りをして、そこを修正できた打席だったので、それは良かったです」と解説した。

 試合前の打撃練習では、打撃投手に近づいて打席よりも前の方に立って打ったりしているが、“ライナー性”を打つための準備のひとつなのだろうかーー。

 「あれは僕がピッチャーに対して打ちにいけないことが多いので、前に立つことによって余計なことを考えずに打ちに行くことができるので意識づけとしてやっています」。

 その他にも、片足立ちでケンケンしながら打ったりする日があるなど、「毎日違いますね」と、その日によって自身の打撃テーマを決めて打撃練習をし、試合のための準備を行なっている。

 入念な準備を行う中で、ミスもあった。『3番・セカンド』でスタメン出場した8月17日のソフトバンク戦、0-0の6回無死一塁の第3打席、モイネロに対し初球から送りバントを試みるも、スリーバント失敗で送れず、その裏の守備から途中交代。ZOZOマリンスタジアムでの試合前練習では、バントマシンを相手に熱心にバント練習する姿があり、日頃から準備をしてきた中で起きたミス。

 池田は「ああいういいピッチャー・モイネロで均衡した場面で決めないと勝てる試合も勝てないと思います。毎日練習していますけど、1度ゲームで成功しないと意味がない。成功できるようにやっていきます」と前を向いた。

◆ プロ入り後最多の208打席

 ここまで64試合に出場して、打席数はプロ入り後シーズン自己最多の『208』。200打席以上打席に立った中で、自身の中で一軍でやれている感じはあるのだろうかーー。

 「思う部分もあれば、課題もある感じですかね」。

 課題について池田は「やっぱり例年に比べてヒットが出るということは、200打席立っていますけど、多分ずっとやってきたことができていると思うんですよ。でもずっと試合に出られないというのは、バントだったり、守備だったりというところに重なってくると思うので、得点圏だったり、そういうところを今、残りの試合で潰していって来年に行ければいいなと思います」と語った。

 守備でもスタメン出場が多かった交流戦はファーストを守ることが多かったが、ここ最近はサード、セカンドのポジションでも出場する。複数のポジションを守る中で、「難しさはありますけど、毎日違うポジションで違う準備の仕方がある。そこができないと残っていけないと思うので、僕の場合は。そういうのができるようにしたいです」と決意を述べた。

 「結果を出したいですし、なんとかやれるぞというところを見せたいですね」。積極的な打撃が持ち味の中で、ファウルで粘ったり、ボールを見極め四球を選んだり、5月22日のオリックス戦では1試合に2本のアーチを描いたりと、バッティングでは良い部分を見せている。残りの試合でも、変わらずアピールしていく。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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