○ アストロズ 8-3 エンゼルス ●
<現地時間9月1日 ダイキン・パーク>
ロサンゼルス・エンゼルスが地区首位アストロズとの敵地4戦目に逆転負け。先発登板した菊池雄星投手(34)は6回途中5失点という投球で今季10敗目を喫した。
昨季所属の古巣ヒューストンで凱旋登板を迎えた菊池。先頭打者ペーニャ、3番アルテューベといきなり2四球を与える立ち上がりとなったが、このピンチでギアを入れ替え、4番コレアを球速97.6マイル(約157.1キロ)のフォーシームで見逃し三振。続く5番ウォーカーはこの試合最速となる97.7マイル(約157.2キロ)のフォーシームで空振り三振に仕留め、初回を無失点で切り抜けた。
しかし2回裏、7番ウリアスに対してカウント2-2と追い込んでからのカーブが失投となり、この試合初安打となる10号先制ソロを被弾。3回裏には先頭の1番ペーニャ、3番アルテューベに2本の二塁打を浴び、2点目を失った。
4回表に打線が3点を奪って試合をひっくり返したが、菊池はその裏の先頭打者ディアスに左翼線への二塁打、続く7番ウリアスに同点適時打と連打を浴び、リードを守り切れず。さらに5回裏にも二死二塁とピンチを招き、4番コレアの適時打で再逆転を許した。
1点ビハインドの6回裏、2打点の7番ウリアスから空振り三振を奪うなど二死としながらも、8番スミスに安打を許したところで投手交代。2番手右腕チェース・シルセスが菊池の残した走者を生還させ、5イニング連続の失点が記録された。
エンゼルスは4回表に1番ザック・ネトの25号ソロ、4番ジョー・アデルの31号2ランで一時逆転に成功したものの、同地区4連戦の勝ち越しはならず、2勝2敗のタイで終了。8月以降の9カードで勝ち越しを収めたのは、ドジャースをスイープで下した本拠地3連戦のみと苦戦が続いている。
この試合の菊池は5回2/3、97球を投げて8被安打、2四球、6奪三振、5失点という投球。現地8月15日のアスレチックス戦から同地区相手に3連敗を喫し、昨季から2年連続のシーズン2桁敗戦となった。ここまで29試合に登板して6勝10敗、防御率3.83。MLB通算1000奪三振まで残り「1」としている。