○ カブス 11-5 ナショナルズ ●
<現地時間9月5日 リグリー・フィールド>
シカゴ・カブスが東地区最下位ナショナルズとの本拠地カード初戦に快勝。鈴木誠也外野手(31)は「3番・指名打者」でフル出場し、3試合ぶりの安打を記録した。
鈴木は初回、一死一塁での第1打席、先発右腕アービンの初球シンカーをライト前に運び、一死一、二塁とチャンスメイク。ここからカブスは4番ピート・クロー・アームストロングの犠飛、5番ニコ・ホーナーの適時二塁打、7番ダンズビー・スワンソンの22号3ランを集中打を浴びせ、一挙5点を先制した。
2回裏、二死走者無しでの第2打席は高めに浮いたスライダーを打つも左飛。4回裏の第3打席は2番手右腕リバルタに対して見逃し三振を喫した。3点リードの6回裏、無死一塁の第4打席は小笠原慎之介と日本人対決。初球が暴投となって得点圏のチャンスを迎えるも、カウント1-2から外角のチェンジアップで中飛に打ち取られ、MLBでの初対戦は小笠原に軍配が上がった。
それでも鈴木の凡退が進塁打となり、続く4番クロー・アームストロングの犠飛、5番ホーナーの6号ソロで2点を追加。8回裏には2番イアン・ハップがダメ押しの20号ソロを叩き込み、ナショナルズを突き放した。勝利したカブスは地区2位ながらワイルドカード圏内の1番手に立ち、2番手で並ぶメッツとパドレスに5ゲーム差、圏外の最上位ジャイアンツまで9ゲーム差をつけている。
この試合の鈴木は4打数1安打、1得点、1四球、1三振という内容で、14試合連続出塁をマーク。今季成績は打率.244、27本塁打、89打点、OPS.791となっている。