DeNA・藤浪晋太郎が7日のヤクルト戦に先発し、7回途中2失点と好投した。今回の登板では31日の前回登板とは打って変わってヤクルト打線には右打者6人が並んだ。
立ち上がりの初回。二死から内山壮真に四球を与え、好調の村上宗隆を迎えるもストレートで押しこみ右飛で切り抜ける。続く2回、先頭オスナに抜けたカットボールを捉えられソロを被弾。1点を先制されるも、3回から6回までは的を絞らせない投球で0を並べた。1点リードの7回に二死二塁とし、右打者の中村悠平に対して危ない抜け球が2球続き、四球を与えたところで降板。後続が打たれ勝ち星を逃すこととなった。
この日の藤浪の投球について、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した館山昌平氏は右打者との対応に注目した。「初めて右打者がこれだけ並んだ。この中で(右打者に)4安打、そして制球ができていない2四球という結果だった。今日ずっと見ていて右打者にインサイドの球は一球もなし、ストレートは外一辺倒で変化球もなかなか届いていない」と指摘。この結果を受けて、「今までサンプル数がなかったので今後他球団がどう対策を立てるか。他球団も次は右打者、左打者の起用も含めて色んな采配を考えられるような、良いサンプルができたんじゃないか」とコメントした。藤浪自身については「今日の出来を踏まえて右バッターにしっかり制球できるようにならないといけない」と述べ、改善を求めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』