● オリオールズ 2-5 ドジャース ○
<現地時間9月7日 オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ>
ロサンゼルス・ドジャースが敵地3連戦のスイープ負けを回避。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、2打席連発の48号本塁打を放つなど全5打席で出塁を果たした。
オリオールズ先発の菅野智之とNPB時代の2015年以来、MLBでは初の対戦となった大谷。初回の第1打席、カウント1-0から外角高めのシンカーを振り抜くと、打球速度109.8マイル(約176.7キロ)、飛距離411フィート(約125メートル)の放物線が右中間スタンドに着弾。47号先頭打者アーチで貴重な先制点を奪った。
さらに3回表、再び先頭で第2打席を迎えた大谷は、カウント2-0から内角のフォーシームをフルスイングで弾き返し、確信の48号ソロ。バックスクリーン右へ打球速度108.2マイル(約174.1キロ)、飛距離399フィート(約122メートル)の一発を運んだ。さらに、2番ムーキー・ベッツにも2者連発の16号ソロが飛び出し、リードを3点に拡大した。
序盤から援護を貰った先発左腕クレイトン・カーショーは、オリオールズ打線を5回までわずか2安打に抑え込み、得点圏のチャンスすら作らせない好投。6回裏に2点を返され降板したが、今季最多の8三振を奪い、2年ぶり13度目のシーズン2桁勝利を達成した。
ブルペン陣の苦戦が続くドジャースは、7回裏から2イニングをジャスティン・ロブレスキ、3点リードの9回裏をジャック・ドレーヤーの若手左腕リレーで逃げ切り。待望の9月初勝利を挙げ、連敗を「5」でストップさせた。
この試合の大谷は2打数2安打、2本塁打、2打点、2得点、3四球の活躍を収め、今季成績は打率.279、48本塁打、90打点、OPS1.001にアップ。ナショナル・リーグ本塁打部門のトップに立つカイル・シュワーバー(フィリーズ)まで1本差に迫っている。