○ ドジャース 9-0 ロッキーズ ●
<現地時間9月10日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が現地時間10日のロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。2試合連続となる適時打を放つなど3出塁を記録し、4連勝に貢献した。
ロッキーズ先発は、過去対戦で2本塁打を含む8打数6安打と好相性の左腕フリーランド。初回の第1打席は内角高めのフォーシームに初球打ちを試みるも、中飛に倒れた。
ドジャースは2回裏、7番アンディ・パヘスの適時二塁打、8番キケ・ヘルナンデスの犠飛で2点を先制。なおも二死三塁という好機で第2打席を迎えた大谷は、内角の初球スイーパーを振り抜き、一二塁間を破る右前適時打。さらに2番ムーキー・ベッツが左越えの二塁打で続くと、一塁走者の大谷が一気にホームを陥れ、この回の4点目を挙げた。
4点リードの4回裏、二死二塁と再び好機で第3打席を迎えるも、カウント0-2から真ん中付近のナックルカーブで三直に終わった。6回裏、二死一、三塁とまたしても好機だった第4打席は、外角のボール球を4球見送ってストレートの四球。続く2番ベッツが左飛に打ち取られ、追加点には繋がらなかった。
8回裏、一死一、二塁の好機で2番手右腕モリーナと対戦。フルカウントから放った飛球は左翼手がキャッチするも、インパクト直前のバットが捕手のミットに当たっていたため打撃妨害で満塁に。続く2番ベッツがこの試合4安打目となる18号グランドスラム、3番テオスカー・ヘルナンデスが2戦連発の24号ソロを叩き込み、試合を決定付けた。
この試合の大谷は3打数1安打、1打点、2得点、1四球という内容で5試合連続安打をマーク。今季成績を打率.280、49本塁打、92打点、131得点、OPS1.000としている。
ドジャースは先発左腕ブレーク・スネルが6回11奪三振、無失点と好投。好調先発陣の流れに乗り、今季4勝目を挙げた。ブルペン陣も完封リレーで試合を締め、同地区最下位ロッキーズをスイープ。地区2位パドレス、3位ジャイアンツが同日に揃って敗れたため、地区優勝マジック「13」が再点灯した。
この日、ドジャー・スタジアムでは大谷翔平の首振り人形が来場者に配布される“ボブルヘッドデー”を開催。今季初回だった4月2日にはサヨナラ本塁打を放って開幕8連勝に導き、続く5月15日には今季初の2打席連続本塁打を記録した。前回の8月27日には二刀流出場で今季初、749日ぶりの白星をマーク。好相性の冠試合を4戦全勝で締め括った。