西武は11日、8月27日の日本ハム戦(ベルーナドーム)で発生した停電について、お詫びとその原因についての文書を発表した。
球団は「2025年8月27日(水) 21時頃、ベルーナドームにて開催していた北海道日本ハムファイターズ戦におきまして、停電が発生いたしました。この影響により、場内のメインビジョンや音響設備、テレビ中継設備などの一部機器が使用できない事態となりました。ファンの皆さまをはじめ、お取引先企業や関係の皆さまには、大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます」と謝罪。
続けて「原因は、過去に西武鉄道が実施した西武鉄道山口線の斜面整備工事の過程で、ベルーナドームへ送電する高圧ケーブルを破損していたことによるものと判明いたしました」と説明。
詳しくは、西武鉄道が2025年2月に実施した西武鉄道山口線斜面整備工事において、鉄道敷地内の地中に埋設されていたベルーナドームへ送電する高圧ケーブルを破損させていたことが判明し、その後8月27日(水)の降雨により破損箇所に雨が浸水した影響で停電が発生したと推察しているという。
再発防止について、「今回の事象を従業員および関係者に周知したうえで、埋設ケーブルへの影響を十分に考慮した安全管理を徹底いたします。現在は破損した高圧ケーブルとは別の電力系統を使用しているため、今後の試合・イベントの開催に影響はございません。なお、破損した高圧ケーブルについては10月上旬頃に復旧を予定しております」としている。