○ レッドソックス 6-4 ヤンキース ●
<現地時間9月14日 フェンウェイ・パーク>
ボストン・レッドソックスが同地区2位ヤンキースとのカード3戦目に勝利。吉田正尚外野手(32)は「6番・指名打者」でフル出場し、5試合ぶりのマルチ安打を記録した。
スイープ阻止を目指すレッドソックスは初回、先頭打者ジャレン・デュランからいきなり5連打を浴びせ、先発右腕ウォーレンから3点を先制。なおも無死二、三塁という好機で第1打席を迎えた吉田は、外角のカーブをきっちり打ち上げ、中犠飛で4点目を追加。さらに、8番カルロス・ナルバエスの14号ソロも飛び出し、立ち上がりから一挙6点を奪った。
投げてはエース左腕ギャレット・クロシェットが6回3失点と試合を作って今季16勝目。今季最多に並ぶ12三振を奪い、今季の奪三振数をMLB全体トップの「240」まで伸ばした。ヤンキースの反撃を受けて2点差まで詰め寄られながらも、9回表を守護神アロルディス・チャップマンが三者凡退で締めて自身4年ぶり、9度目のシーズン30セーブに到達。チームは3連敗をストップさせ、2位ヤンキースとの差を1.5ゲームとしている。
吉田は3回裏の第2打席、外角のシンカーを捉え、打球速度103.5マイル(約166.6キロ)の強烈な中前安打。5回裏の第3打席では内角高めのフォーシームをライト前に運び、マルチ安打を記録した。過去4試合、計10打席続いたノーヒットに終止符を打ち、最終的に3打数2安打、1打点という内容。今季成績は打率.236、2本塁打、OPS.618となっている。