ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が現地時間19日のジャイアンツ戦に先発登板。本拠地ドジャー・スタジアムでのレギュラーシーズン最終登板は4回1/3、91球を投げて4被安打、4四球、6奪三振、2失点という内容だった。
現地18日に今季限りでの現役引退を発表したカーショー。公式戦としては最後の本拠地マウンドに向かうと、満員となった球場全体がスタンディングオベーション。ドジャース一筋18年、殿堂入り確実のレジェンド左腕に惜しみない拍手が送られた。
ところが、立ち上がりはまさかの展開となった。先頭打者ラモスへの初球フォーシームはいきなり左翼ポール際へ。この打球は左に逸れてファウルとなるも、3球目に投じた低めのスライダーをすくい上げられ、左中間スタンドへの18号先頭打者アーチを被弾。さらに、四球と野手の失策が重なって一死一、二塁とピンチを招いた。
それでも5番フローレスを変化球攻めで3球三振に斬ると、続く6番シュミットは右直とし、初回を最少失点で切り抜けた。2回表にも2四球を与えて走者を溜めたが、先頭弾の1番ラモス、2番アダメスを続けて二飛に打ち取ってピンチ脱出。その裏にはミゲル・ロハスが7号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。
援護を貰ったカーショーは直後の3回表に5番フローレスの適時打で勝ち越し点を与えたが、一死一、二塁と続いたピンチでは7番エンカルナシオンを遊ゴロ併殺打。4回表は先頭打者に安打を許しながらも、後続3人を打ち取って無失点とした。
そして5回表、先頭打者ディバースから通算3045個目の三振を奪ったところで降板となり、再び本拠地ファンが総立ち。デーブ・ロバーツ監督やチームメイトとハグを交わしながらベンチに下がっていった。