◆ 「クライマックスまで相当長いから試合勘がどうなるか」と指摘も
7日に優勝を決め、セ・リーグ覇者としてクライマックスシリーズを迎える阪神。24日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では、野手陣のキーマンとして捕手・坂本誠志郎に熱視線が送られた。
MCの高木豊氏が「接戦になればなるほど、捕手の役割はものすごく大きい。それと今年の打撃を加味すると、坂本が7番を打つとすればクリーンアップから走者が溜まってくる。だから坂本が攻守共に頑張らないと、ちょっとポイントを握っているなというふうに思う」と攻守両面での影響の大きさに言及すると、解説の達川光男氏は「打率こそ.239と若干低いが、ポイントポイントで良い打撃をしている」と今季の打撃内容を分析した。
もう1人の解説・片岡篤史氏は「年々成長してきたというか、もともとインサイドワークは良かったが、梅野隆太郎というライバルがいて、どちらかというとエンジンが大きい方の梅野とインサイドワークの坂本という感じだった。今年は梅野と坂本の試合数を見ていても、坂本が逆転した。坂本も意気に感じてやっている所があると思う。昨年は出るか出ないか分からないという所から、今年は主戦でやるからある程度準備して計算できて、その辺が成長というか、あと余裕もできたと思う。余裕というのが良いプレーを生む」と坂本の捕手としての成長を評価した。
さらに高木氏が「クライマックスまで相当長いから、阪神は本当に良い調整をして準備万端で整った状態かも分からないけれど、その時に試合勘がどうなるか」と語ると、達川氏も「試合勘は怖いね。昨日の試合あたりを見ても、試合勘がちょっと怖い」と指摘。片岡氏は「試合勘もそうだが、緊張感もあると思う。試合をしてもやはり優勝が決まった後は緊張感に欠ける。それは致し方ないが、いかに緊張感をどうやって盛り上げていくかが大事だと思う」とCSでの戦いに向けて助言を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』