◆ 地区シリーズ進出の懸かる一戦で好投
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)が現地時間1日、レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発登板。7回途中2失点という投球でチームのリードを守り抜いた。
勝てばシリーズ突破という第2戦のマウンドに上がった山本。初回は1番フリードルに左中間深くへ飛球を運ばれるも、左翼手キケ・ヘルナンデスが背走しながら好捕し、先頭打者を斬った。さらに、二死一塁から4番オースティン・ヘイズを右翼線への平凡な飛球に打ち取って攻守交代かに思われたが、右翼手テオスカー・ヘルナンデスが落球。これで二死二、三塁とピンチを招き、5番スチュワートに一二塁間突破の2点適時打を浴びた。
それでも2回表は2三振を奪いながら三者凡退と立て直し。そのまま3回、4回と打者1巡をパーフェクトに打ち取り続けた。すると1点を追う打線は4回裏、キケ・ヘルナンデスとミゲル・ロハスの連続タイムリーでスコア3対2と逆転に成功。援護を貰った山本は直後の5回表も三者凡退とし、レッズ打線を13人連続アウトに封じた。
1点リードの6回表には先頭から3連打を浴びて無死満塁のピンチを背負ったが、4番オースティン・ヘイズを本塁封殺の遊ゴロ。先制打の5番スチュワートはカーブで空振り三振に仕留めた。そして6番デラクルーズを再びカーブで空振り三振とし、絶体絶命のピンチを脱出。リードを守り抜き、マウンド上で大きな雄叫びを上げた。
ドジャースは6回裏に大谷翔平、ムーキー・ベッツの連続タイムリーで2点を追加。テオスカー・ヘルナンデスも名誉挽回の2点適時二塁打を放ち、5点リードとレッズを突き放した。山本は7回表に2四球を与えたところで降板するも、右腕ブレーク・トライネンが2番スティアを遊ゴロに打ち取って火消し。山本は6回2/3、113球を投げて4被安打、2四球、8奪三振、2失点(自責0)という投球内容だった。