○ ヤンキース 4-0 レッドソックス ●
<現地時間10月2日 ヤンキー・スタジアム>
ニューヨーク・ヤンキースがワイルドカード2番手ボストン・レッドソックスに快勝。シリーズ第2戦から2連勝を収め、東地区王者ブルージェイズの待つ地区シリーズへ駒を進めた。
ヤンキースの右腕キャム・シュリットラー、レッドソックスの左腕コネリー・アーリー両新人による投げ合いとなったこの試合。シュリットラーが4回まで無失点に抑えると、ヤンキース打線は4回裏に一死一、二塁と好機を作り、6番アメド・ロサリオが均衡を破る左前適時打。さらに8番アンソニー・ボルペの右前適時打、相手の適時失策も飛び出し、一挙4点を先制した。
援護を貰ったシュリットラーは5回表に二死一、二塁とこの試合最初のピンチを招くも、1番デュランをフォーシーム3連投で空振り三振。6回表には好調の吉田正尚ら2三振を奪った。7回、8回と快調に三者凡退を続け、ポストシーズン初登板の記録として球団最多の12奪三振をマーク。デビュー後最多107球を投じて8回無四球、無失点とレッドソックス打線を圧倒した。
4点リードの9回表を守護神デービッド・ベッドナーが締め、宿敵相手の大一番で完封勝利。2022年から始まった現行のポストシーズンにおいて、ワイルドカードシリーズ第1戦を落としたチームがシリーズを突破するのは今回のヤンキースが初となった。日本時間5日から敵地トロントに乗り込み、僅差で地区優勝を譲ったブルージェイズと激突する。