● ドジャース 2-8 フィリーズ ○
<現地時間10月8日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第3戦に逆転負け。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場するも5打数ノーヒット。先発登板した山本由伸投手(27)は5回途中3失点という投球で敗戦投手となった。
シリーズ突破に王手をかけて臨んだ第3戦。中6日で本拠地マウンドに上がった山本は3回までフィリーズ打線を無安打に抑える好スタート。3回裏にはトミー・エドマンが2号ソロを放ち、山本に援護点をプレゼントした。
しかし直後の4回表、先頭の2番シュワーバーに甘く浮いたフォーシームを振り抜かれ、右翼スタンド最上段への1号同点ソロを被弾。さらに3番ハーパーに左前安打、4番ボームに中前安打と連打を浴びると、中堅手アンディ・パヘスの悪送球も重なって2失点目。5番マーシュには左犠飛を打たれ、3点目を許した。
5回表にも先頭から連打を浴び、無死一、二塁としたところで投手交代が告げられた。後を受けた左腕アンソニー・バンダはダブルスチールで無死二、三塁と好機を拡大されながらも、2番シュワーバーを空振り三振。二死満塁となった後、5番マーシュも空振り三振に仕留め、このピンチを無失点で切り抜けた。
ドジャースは2点ビハインドの7回表から左腕クレイトン・カーショーが今季ポストシーズン初登板。7回表こそ無死一、二塁のピンチをゼロで凌いだものの、8回表の先頭打者リアルミュートに1号ソロを運ばれた。さらに失策と四球で走者を溜めると、1番ターナーの右前適時打で2失点。続く2番シュワーバーにはこの試合2発目となる2号2ランを打たれ、この回一挙5点を失った。
大谷は7回裏の第4打席、2番手左腕スアレスの内角シンカーを左中間深くに運ぶも、あとひと伸び足りずフェンスギリギリの左飛に倒れた。9回裏には二死一、三塁の好機で第5打席を迎えたが、5番手左腕バンクスに対して右飛に打ち取られて試合終了。ドジャースは今季ポストシーズンの初黒星を喫し、シリーズ成績2勝1敗となっている。