○ ブルージェイズ 4-3 マリナーズ ●
<現地時間10月20日 ロジャース・センター>
西地区王者シアトル・マリナーズが東地区王者トロント・ブルージェイズとの優勝決定シリーズ第7戦に逆転負け。1977年の球団創設以来初のワールドシリーズ進出はならなかった。
マリナーズは初回に3番ジョシュ・ネイラーの適時打で先制点を奪い、同点の3回表には1番ロドリゲスが勝ち越しの4号ソロ。5回表には2番カル・ローリーが5号ソロを放って貴重な1点を追加した。投げては、第3戦で8失点を喫した先発右腕ジョージ・カービーが4回1失点と試合を作り、5回裏からは今季15勝の右腕ブライアン・ウーが2回無失点とブルージェイズ打線の反撃を封じた。
しかし2点リードの7回裏、回跨ぎ3イニング目の右腕ウーが一死二、三塁とピンチを作って降板すると、3番手右腕エドゥアルド・バザルドが1番スプリンガーに4号逆転3ランを被弾。目前に迫ったワールドシリーズへの切符は、残りアウト8つのところで消え去った。
今季のマリナーズは捕手史上最多60本塁打を記録したローリーを中心に白星を重ね、2001年以来となるアメリカン・リーグ西地区制覇を達成。ポストシーズン初戦ではタイガースとの第5戦に及ぶ死闘を制し、地区シリーズ突破を果たした。
球団4度目の挑戦となった優勝決定シリーズでは2連勝の好スタートを切り、第5戦で先に王手をかけたものの、敵地トロントで痛恨の2連敗。30球団で唯一出場の無いワールドシリーズには今季も届かなかった。