◆ 完成度の高さが魅力の即戦力右腕
2025年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が23日に都内で開催され、中日はドラフト1位で中西聖輝投手(青学大)の交渉権を獲得した。
中西は智弁和歌山高時代に夏の全国制覇を経験。その後、右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、大学入学直後はリハビリに専念していたが、3年春から頭角を現し、球速が増した4年春は9試合に登板し防御率1.41をマークした。奪三振率が高く変化球も多彩。完成度の高さをアピールし評価を上げた。
昨季まで3年連続最下位だった中日は、井上新監督の下、今季は4位へ浮上したものの、2021年から5年連続Bクラスと低迷が続く。得点力不足とともに、来季から本拠地・バンテリンドームナゴヤにテラス型観覧席「ホームランウイング」が設置されることで、先発陣の強化も大きなポイント。1位で交渉権を獲得した中西にかかる期待は大きい。