3回裏、ブルージェイズの4番・ビシェットに先制3ランを浴びる大谷翔平

第4戦は7回途中4失点でWS初黒星

 ドジャースの大谷翔平選手(31)が1日(日本時間2日)、敵地ロジャース・センターで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に「1番・投手」で先発出場。3回に痛恨の先制3ランを浴び、3回途中5安打3失点で降板した。

 7回途中4失点でWS初黒星を喫した10月28日(同29日)の第4戦から中3日でのスクランブル登板。初回は一死一塁で3番・ゲレロJr.を三振併殺に仕留めるなど結果3人斬り。2回は四球と2安打で二死満塁のピンチを招いたが、9番・ヒメネスを空振り三振に仕留め雄叫びを上げた。

 3回は先頭のスプリンガーに2打席連続となる左前打を許すと、犠打と暴投で一死三塁のピンチ。続くゲレロJr.は申告敬遠で一死一、三塁となったあと、4番・ビシェットに初球の甘く入ったスライダーを左中間席に運ばれ両手を膝につきガックリとうなだれた。

 ここでロバーツ監督がベンチを出て、大谷は2回1/3で51球、5安打3失点、3奪三振2四球の内容で降板。WS初勝利の権利は得られず、今ポストシーズンの防御率は4.43となった。

 打席では初回、先頭でブルージェイズ先発・シャーザーから中前打を放つも先制点にはつながらず。二死無走者だった3回の第2打席は左飛に倒れた。降板後も「1番・指名打者」として出場継続。中盤以降は打者として逆転の一打に期待がかかる。

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