侍ジャパン・西川史礁

 ロッテ・西川史礁は16日に東京ドームで開催される『ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本 vs 韓国』の試合前練習後、15日の韓国戦での好走塁、19時からの試合に向けて意気込みを語った。

 西川は15日の強化試合、『7番・レフト』でスタメン出場し、2安打2打点1四球1死球と5席中4打席出塁する活躍。井端弘和監督も「アマチュアから見てますので、持ち味の打てるボールをどんどん打っていく。その姿勢を、この舞台で1打席目から出してくれたっていうところはさすがだなと思いますし、同点のタイムリーもピッチャーが代わって、初対戦であのスイングができるっていうところは素晴らしかった」と評価した。

 バッティングも素晴らしかったが、走塁でも9-3の5回無死満塁で、佐々木泰(広島)のレフト前に落ちる安打で判断よく二塁から一気にホームイン。ロッテは、この秋季練習で“1つ先の塁を狙う走塁意識”を徹底している。その中で、国際試合で早速実践した。

 この走塁について「外野が後ろとわかっていたので、当たり見ても落ちるなとわかって、(ホームまで)いきました」と振り返った。

 ZOZOマリンスタジアム、都城キャンプでの走塁練習が活きたのだろうかーー。

 「その前に外野の位置を見て、しっかりと準備していたので、それがいい走塁に繋がったかなと思います」。

 この日の試合前練習ではレフトで打球捕、走塁練習もしっかりと一塁と二塁で打球に合わせてスタートを切っていた。打撃練習でもこの秋、意識している“角度”のついた打球が左中間スタンドに何本も放り込んでいた。

 19時からの韓国戦に『5番・レフト』でスタメン出場する西川は、「昨日同様バッティングでアピールしたいですし、守備の方でもしっかり捕れるアウトをしっかりとって、全ての面でアピールしたいと思います」と意気込んだ。

取材・文=岩下雄太

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