◆ 球宴3度の名手セミエンが電撃移籍へ
現地時間23日、ニューヨーク・メッツがテキサス・レンジャーズとのトレードを成立させたと米複数メディアが報道。マーカス・セミエン内野手(35)を獲得し、対価としてブランドン・ニモ外野手(32)を放出した。
セミエンは2011年のドラフトでホワイトソックスに入団し、2013年にMLBデビュー。2015年にアスレチックスへ移ってから遊撃の定位置を掴み、ブルージェイズ所属時の2021年には二塁手として全162試合に出場し、歴代最多の45本塁打をマーク。自身初のオールスターゲーム出場に加え、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞にも輝いた。
2022年からレンジャーズに加入し、2023年にはア・リーグ最多185安打を記録するなど打率.276、29本塁打、100打点、OPS.826の活躍を収め、球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献。しかし、昨季から打撃不振に陥り、今季は4年ぶり2度目のゴールドグラブ賞に輝いたものの、127試合に出場して打率.230、15本塁打、OPS.669という成績だった。
一方のニモは2011年のドラフトで球団1巡目指名を受けてメッツに入団。2016年のデビューから10年間で974安打、135本塁打をマークしている。今季は155試合に出場して打率.262、25本塁打、92打点、13盗塁、OPS.760の成績。3年連続で20本塁打以上を放ち、今季は自己最多の本塁打数・打点数を記録した。
セミエンはレンジャーズ加入時に7年1億7500万ドルの契約を結んでおり、来季から3年7600万ドル。レンジャーズに移るニモも2023年から8年1億6200万ドルの契約を結んでいたため、5年1億250万ドルが残されている。