MLB移籍を目指す岡本和真(写真=GettyImages)

◆ 得点力不足解消へ、スラッガー補強を画策

 巨人からポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指す岡本和真内野手(29)にピッツバーグ・パイレーツが興味を示していると現地時間24日、『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者が報じた。

 同記者は「パイレーツはホルヘ・ポランコ(マリナーズからFA)、ライアン・オハーン(パドレスからFA)、そして岡本和真を現実的な獲得候補として検討している」とし、NPBを代表するスラッガーの獲得に乗り出す可能性を指摘。今季のパイレーツは2年連続の地区最下位に沈み、得点数・本塁打数ともに30球団ワースト。2016年から10年連続負け越しと低迷が続く中、サイ・ヤング賞右腕ポール・スキーンズの保有権を持つ2029年シーズンまでに、優勝を争うチームへの再建を目指していることを伝えた。

 また、『ESPN』のジェフ・パッサン記者によると、パイレーツはマリナーズからFAとなっていたジョシュ・ネイラーの獲得を狙っていたが、結果的にネイラーはマリナーズと再契約。その後はナ・リーグ本塁打王に輝いたカイル・シュワーバーへの関心が報じられるなど、年俸総額ではメジャー下位の球団ながら、今オフはFA補強に積極的な姿勢を見せている。

 岡本は2014年のドラフト1位指名で巨人に入団し、2015年にデビュー。2018年に史上最年少で30本塁打・100打点を記録すると、同年から6年連続で30本塁打以上をマークし、本塁打王に3度輝いた。2023年には侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献。NPB通算1074試合に出場して打率.277、248本塁打、717打点、OPS.882という成績だった。

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