◆ 米国東部の複数球団が今井獲得を狙う
西武からポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指す今井達也投手(27)にシカゴ・カブス、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズの3球団が興味を示しているようだ。現地時間4日、『トレード・ルーマーズ』が伝えている。
中でも積極的な姿勢を見せているのがカブス。シカゴのラジオ局『670・ザ・スコア』のブルース・ルバイン氏によると、カブスはブルージェイズに加入した右腕ディラン・シースに対してオファーを提示。エース級投手の補強を目指し、今井の獲得レースに本腰を入れる模様だ。
さらに、『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者はヤンキースとフィリーズの2球団を獲得候補に挙げている。近年の両球団は山本由伸や佐々木朗希ら、日本人スター選手の獲得を狙い続けていることを踏まえ、今オフも争奪戦への参加が見込まれている。
他にもメッツやオリオールズが今井への関心を報じられる中、『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者は「今井の好奇心と自信は、東海岸の強豪球団でプレーする事も恐れないだろう」と言及。注目の獲得レースは東海岸を中心に展開されることとなりそうだ。
今井は2016年のドラフト1位指名でプロ入りし、2018年にデビューしてから通算58勝をマーク。今季は24先発で10勝5敗、防御率1.92、163回2/3を投げて178奪三振の活躍を収め、3年連続となるシーズン2桁勝利を達成した。日本時間19日にポスティング申請が発表され、2026年1月3日の午前7時が交渉期限となっている。