◆ ドジャース、メッツら含む争奪戦へ
サンディエゴ・パドレスからFAとなっているロベルト・スアレス投手(34)について、トロント・ブルージェイズとシカゴ・カブスが興味を示していると現地時間8日、米複数メディアが報じた。
今季のブルージェイズはジェフ・ホフマンがア・リーグ3位の33セーブを挙げながらも防御率4点台と安定感に欠き、ワールドシリーズ第7戦でも救援失敗。カナダメディア『スポーツネット』によると、今オフはライアン・ヘルズリー(オリオールズ移籍)、デビン・ウィリアムズ(メッツ移籍)ら新たな守護神候補と接触を続けており、セーブ王右腕にも白羽の矢が上がっているという。
また、カブスは今季の登板数でチーム最上位だったブラッド・ケラー、カレブ・シルバー、ドリュー・ポメランツの3投手が揃ってFAを迎えるなど、ポストシーズンに出場した投手13人のうち7人が退団。ブルペン陣の再編が急務とされる中、フランシス・ロメロ記者がスアレスを有力な補強候補として伝えている。
ベネズエラ出身のスアレスは2016年に来日し、ソフトバンクと阪神で計6年間プレー。2022年からパドレスに加入し、MLB通算206試合に登板している。4年目の今季は自己最多の70登板で4勝6敗、ナ・リーグ最多の40セーブ、防御率2.97の活躍を収め、2年連続でオールスターゲームに出場。今季終了後に2年1600万ドルの契約を破棄し、FAとなっている。