ロッテ・高野脩汰は16日に行われた契約更改後の記者会見で、ストレート、フォークに続く第3の球種について言及した。
今季開幕ローテーションを目指しながらも、開幕からリリーフを務め37試合に登板して、防御率1.84と飛躍の1年になった高野はZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習中、「来年どういう起用になるかわからないので、先発もありそうですし、今年みたいにリリーフもありそうなので、球数投げられるようにするのはもちろん、真っ直ぐ、フォークの2球種だと苦しい場面があった。その3つ目、ずっと課題にしていることなんですけど、曲がり球の精度を上げるのと、真っ直ぐ、フォークの質は今まで以上にいいものになるように去年のオフシーズンからやっていたことを継続して行おうと思います」とテーマを口にしていた。
都城キャンプを経て、オフシーズンに突入した。課題にしていた3つ目の曲がり球の球種について現在どのような状況なのだろうかーー。
「スライダーとカーブを今同時進行で練習しているんですけど、キャッチボールで反復練習というか、投げ込みをして良くなっているのもあります。個人的にパーソナルジムとかで教わって、よくなっている部分もある。来年はフォークくらい自信を持って投げられる球になっていきそうな予感はしています」。
高野はこれまでもスライダー、カーブを投げてきたが、今季はストレートとフォークを中心に抑えてきた。その中で、スライダー、カーブも精度高く投げ込めれば、投球の幅が広がり、来年はさらに楽しみな1年になりそうだ。
取材・文=岩下雄太