エンゼルス移籍が報じられたドリュー・ポメランツ(左)とジョーダン・ロマノ(右)(写真=Getty Images)

◆ ア・リーグワースト防御率の投手陣を強化

 現地時間16日、ロサンゼルス・エンゼルスがFAのドリュー・ポメランツ投手(37)を単年400万ドル、ジョーダン・ロマノ投手(32)を単年200万ドルで獲得したと米複数メディアが報じた。

 ポメランツは2010年にインディアンス(現ガーディアンズ)から1巡目指名を受け、2011年にロッキーズでMLBデビュー。これまでに7球団を渡り歩き、通算346試合に登板している。パドレス所属時の2016年にオールスターゲームへ初選出され、翌2017年にはレッドソックスで自己最多の17勝を挙げた。

 2022年以降はメジャー登板から遠ざかるも、今季カブスで4年ぶりのMLB復帰を果たすと、57登板で2勝2敗14ホールド、防御率2.17の好成績をマーク。エンゼルスには2024年の開幕前にマイナー契約を結んで以来、2年ぶりの復帰となる。

 カナダ出身のロマノは2014年のドラフトでブルージェイズに入団し、2019年にMLBデビュー。2021年途中から守護神に定着すると、2022年から2年連続で36セーブを挙げ、オールスターゲームにも選出された。しかし、昨季は右肘手術のため15試合の登板に止まり、シーズン終了後にノンテンダーFAとなってフィリーズに移籍した。

 新天地では一時クローザーを務めるなど49試合に登板したが、2勝4敗8セーブ、防御率8.23と低迷。8月下旬に右手中指の炎症により負傷者リストに入り、ポストシーズンも欠場したまま今季閉幕を迎えていた。

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