ロッテ浦和のブルペンで投球練習するロッテ・東妻勇輔(撮影=岩下雄太)

 ロッテ・東妻勇輔は16日、ロッテ浦和球場のブルペンで立ち投げを行い、ツーシーム、スライダー、フォークといった持ち球に加え、ストレートも多めに投げ込んだ。

 近年の東妻はツーシーム主体の投球で、あまりストレートを投げてこなかったが、「秋頃から練習した時に真っ直ぐが結構いい数字が出ている」と明かし、「ツーシームはあくまで変化球の武器なので、真っ直ぐがないと、変化球待ちされる。自分の中で真っ直ぐを取り組んだら、いい数字が出たので、それはやっていこうかなと思って、今日も真っ直ぐを多めに投げました」と説明した。

◆ テイクバックが変わる

 ロッテ浦和球場で行っている自主トレ中のキャッチボールを見ていると、昨季までとテイクバックを変えていたように感じた。本人に確認すると、「出力というよりタイミングの方が自分的には大事。それを合わすために、自分のコントロールできる中でやっています」と教えてくれた。

 「去年の秋から左足のつき方の練習をしていて、(左足が)ついてから力むのをずっとやっています。片足系のトレーニングをずっとやっていました。タイミングとバランスを大事に秋からやってきたので、春に向かってバランスよく投げて、勝手に出力が上がってきたら球も強くなるかなくらいで、今試し期間でやっています。それがよくなるか、悪くなるかはわからないですけど、それを今はやっている状態ですね」。

 自分の中で違うなと思ったら、昨年に近いフォームに戻すのだろうかーー。

 「戻すって結構難しいと思います。また新しい調整の仕方を作っていきながら、大げさに変えたわけではないので、うまいこと戻せると思うんですけど、いい方向に変えていけたらなという感じです」。

 なぜ変えようと思ったのだろうかーー。

 「正直、ルーキーの時くらいに比べたら出力が落ちてきましたし、身体的にも若くはないとはいうか、大きい怪我はしていないですけど、これから付き纏ってくると思う。そういうのを考えながら、故障せずに1年間やり切る形にしていきたいというのがあった。1回大きな怪我をしたら終わりくらいの感じだと思うので、自分の年齢的にも。それだけは起きないように、最後まで悔いなくプレーできるようにしていこうかなということで、そういう切り替え方をしました」。

◆ 左打者へのアプローチ

 昨年11月28日に行われた契約更改の際、「左バッターに対しての数字が悪い。そこに対してのアプローチ、頭にないボールを作っていかないとかなデータが出ていると思うので、データをそらすようなボールを作っていこうかなと思います」と話していたが、“左打者のアプローチ”に関してはどうなのだろうかーー。

 「秋の練習の時点でもだいぶいいアプローチの仕方ができていて、去年の最後のファームくらいからインコースのスライダー、外のスライダー、フォークも秋すごい練習ができたので、iPadとかで数字を見てもいい数字が出てきた。この春から実戦で投入してどこまで行けるか、フォークに関して投げられれば、もっと強みになると思いますね」。

 スライダーは昨年5月29日の取材で「いつもキャンプが終わって4月、5月スライダーがいい感じで投げられているんですけど、ここから疲れてきたり、体が変わってきたりで、多分曲がり方が変わってくると思うので、そこがキープできるかがこの先の課題」と話していた中で、昨季はシーズン通して良い形でスライダーが投げられたのだろうかーー。

 「状態的には悪くなっていて、曲がり幅、スピードだったり、スピードが落ちてくるからキレがなくなってくると思うんですけど、後半になってくると空振りが取れなくなってくる。向こうのバッターも東妻イコールスライダーだなとくると思うんですけど、それでも流石に当てられすぎるので、ヒットは出ずにしろ、当てられるのは決めにいってだとすごく気持ちが悪い。今年は最後まで誤魔化しながらと言ったらアレですけど、他のボールもあるよと思い込ませるだけでも、スライダーで空振りが取れると思う。そういうのを使いながらやっていけたらなと思います」。

 2月1日の春季キャンプまで、残り2週間弱となった。「怪我をしないように。自分もそろそろいい年になってきたので、怪我しないように入って、練習試合後半からしっかり投げられればいいかなと自分の中では思っています。上から早く投げてくれと言われれば、調整を上げる方法もあるので、そこは対応しながら、言われたことをしっかりやっていこうかなと思います」。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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