3月5日ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026が開幕する。今大会で6回目を迎えるが、日本代表はこれまでに第1回、第2回、そして前回大会で世界一に輝いた。過去の世界一を振り返ると、投打がしっかり噛み合っていたこと、大事な試合をしっかり制したことなど挙げられるが、投手力を支える捕手陣の存在も大きかった。
第1回大会では、里崎智也(当時ロッテ)が正捕手を務め、第2ラウンドのメキシコ戦では、打っては本塁打を含む3安打、守っても先発・松坂大輔(当時西武)をはじめとした4投手を1失点にまとめる好リード。同大会、打率.409、1本塁打、5打点の活躍で、2006年WBCの捕手部門の優秀選手に選出された。
第2回大会で投手陣を支えたのが、城島健司(当時マリナーズ)だ。06年から活躍の舞台をメジャーに移した城島は、第2回大会が初のWBC出場だった。全9試合先発出場し、打率.333、1本塁打、4打点。打撃での貢献も大きかったが、投手陣の良さを引き出し、チームを勝利に導いたことも非常に大きかった。
第1回は里崎、第2回は城島が正捕手に君臨したが、前回大会は甲斐拓也(当時ソフトバンク)、中村悠平(当時ヤクルト)、大城卓三(巨人)の3人が侍ジャパン投手陣を引っ張った。第1ラウンドの初戦の中国戦が甲斐、韓国戦は中村と大城、チェコ戦は甲斐、オーストラリア戦は中村と大城がマスクを被った。
準々決勝は甲斐が先発マスクを被ったが、試合途中から中村が出場し、準決勝は中村、甲斐、大城の3人が出場。決勝は中村が1人で侍ジャパン投手陣をリードし、世界一に導いた。予選から3人の捕手が出場し、投手陣の良さを引き出しての世界一だった。
今大会は若月健矢(オリックス)、坂本誠志郎(阪神)、中村の3人の捕手が選出された。前回大会とは違い投手陣をリードするだけでなく、ピッチクロック、ピッチコムが導入され、普段とは違う難しさはあるが、侍ジャパンの勝利のため、投手陣を引っ張っていく。