ロッテの横山陸人は今季、背番号を15に変更し、チームの選手会長に就任。名実ともにチームの中心選手となった。
昨季は長年目標にしてきたシーズン50試合登板を達成し、20ホールド、12セーブ、47奪三振はシーズン自己最多の数字を残した。43試合に登板した24年はシーズン終了後に行われたプレミア12の日本代表に選出され、昨季はシーズン50試合に登板。特に昨季はリリーフだけでなく、先発、ロングリリーフを務める時期もあった。シーズンオフはボールを握らない期間を作ったりしたのだろうかーー。
「今年はそういうことはやっていないですね」と一言。「投げる強度は50試合投げたので、減らしたところはあったんですけど、大きな休みも作らず12月中もずっとトレーニングを続けていました。1月もしっかり立ち投げ、ピッチングをやっていたので、極端に減らすことは特にやっていなかったです」。
シーズン途中に先発を経験した昨季、8割くらいの力で投げていたが、「去年後半良かった要因は7、8割くらいの力でキレの良いボールを投げられたところもあったと思うので、そういうところをもっともっと追求して今年も同じようにやっていければいいなと思っています」と、今季も力感のないフォームから強い球を投げることを意識していく。
変化球では、1月の自主トレ公開で「135〜40くらいの間で横変化の大きい、スイーパー系のボールを投げている感じです」と速いスライダーの練習をしていると明かした。速いスライダーを投げていく予定ということは、かつてチームメイトだったカスティーヨから教わった120キロ台のスライダーは投げなくなってしまうのかーー。
「もちろんそれもいいアクセントになると思うので、投げてはいくとは思うんですけど、それにプラスしてという感じですね」。
昨季の夏場以降は、武器であるシンカーを左打者だけでなく、右打者にもしっかり投げ切れるようになったことで、一軍に定着した23年以降では右打者の被打率.175は最も低い数字だった。(※右打者の被打率23年:.324、24年:.229)
「シンカーが一番去年の後半は自信を持って投げられたので、そのまま継続して、右バッターが嫌がる球だと思いますし、投げていければいいかなと思います」。
横山には昨季以上の働き、リリーフの軸としての活躍が求められる。「チームとしてはリーグ優勝、日本一を常に目標にしてやっているので、高いレベルで野球をやっていければいいかなと思っています。個人としては昨年50試合投げられたので、1回50試合投げられたことに満足せずに今年、来年、再来年とずっとアベレージで50試合、60試合投げられるピッチャーになっていければいいかなと思います」。2年連続50試合以上登板し、目標に掲げた守護神の座を勝ち取り、チームの勝利に数多く貢献していきたいところだ。
取材・文=岩下雄太