「走るフォームとかも1回見直して、やってきました」。
ロッテの岡大海はシーズンオフ、“走る”部分に重きを置いて自主トレーニングに励んできた。
昨年11月27日に行われた契約更改後の記者会見の席で、「体のバランスもそうですけど、バッティングの部分も向上したい。スイングスピード、ウエイトトレーニングをしっかり組みながら、もう1回走る方を鍛えていきたい。速くということも含めて、走りも見直していきたい」と話していた。
走るフォームを含めて見直したいと思った理由について、「もう1度走りたいという思いもありますし、昨年、一昨年と足の怪我をしました。速くしたい部分もありますし、負担を減らしたい部分もあったので、走る方を意識してやっていました」と説明。
2月21日の楽天とのオープン戦では、1-3の7回無死走者なしの第3打席、今野龍太が投じた初球のカットボールセンターに弾き返すと、ダイビングキャッチを試みた楽天のセンターがキャッチできず。さらに楽天の中継が乱れる間に一気にホームイン。記録はランニング本塁打となった。
3月8日の日本ハムとのオープン戦では、2-4の5回無死一塁で寺地隆成のレフト後方のフライアウトで、一塁から二塁にタッチアップ。髙部瑛斗のセンター前安打で生還した。足でもしっかりと、走れるところを見せている。
ここまで自分が思ったような走り方ができているのか訊くと、「まだまだな部分がありますけど」としながらも、「良い方向にいっていると思います」と取り組んできた成果を出せているようだ。
◆ ブレずに
打撃面ではここ数年、スイングスピード、ライナー性の打球を意識して取り組んでいるが、そこは今年のオフも「変わらずですね」と継続。「いつも言っていますが、引っ張った打球がゴロにならないようにというのは、常に継続課題かなと思います」と続けた。
これまで取り組んできたことにプラス、こだわってやってきた部分はあるのだろうかーー。
「ボールのスイング率を下げることとか意識して取り組んではいますね」
3月13日の取材で打撃面について、「(納得が)ある部分もありますし、まだまだな部分はあるかなというのもあるので、しっかり成長していきたいと思います」と手応えを掴みながらも、納得していない部分もあるようだ。
◆「勝ちたい」
チームに目を移していくと、サブロー監督が就任し、若返りが進んでいる。若手主体のチームの中で岡は「一番は数字を残さないといけないと思います」とまずは自身が成績を残した上で、「しっかりみんながやりやすい環境を作っていくのもそうですし、もし僕に聞かれたときは僕なりに答えられるようにと思いますね」とベテランとして、チームを支える役割も担うつもり。
今季に向けては、「勝ちたいと思いますし、勝ってみんなで優勝の喜びを分かち合うシーズンにしたい、それだけですね」と意気込む。プロ13年目、今年の7月で35歳を迎える岡大海。スタメンだけでなく、代打、代走、守備固め、さらにはここぞの場面での勝負強さと、まだまだチームに欠かせない存在だ。
取材・文=岩下雄太