コラム 2018.07.31. 17:00

いまだに防御率1点台!超優秀なリリーバーたち

無断転載禁止
今季53試合に登板した山本由伸(オリックス)

今シーズンは「打高投低」


 今季は明白な「打高投低」シーズンである。ここまで12球団全体の防御率は4.01。2013年から昨季まで直近5シーズン終了後の12球団全体の防御率は、順に3.64(13年)、3.75(14年)、3.42(15年)、3.67(16年)、3.67(17年)。今季の「打高投低」ぶりが一目瞭然だ。

 防御率が悪化しているということは、当然、先発が早く降板するケースが増えているはずであり、ブルペンの負担も例年以上に増加しているだろう。おまけに今年は1994年以来ともいわれる記録的な猛暑の年でもある。そんなタフな状況にあって、好成績を残している中継ぎ投手に注目してみたい。下記は、今季30試合以上に登板して防御率2.00未満の投手たちだ。

【30試合以上登板で防御率2.00未満】
ハーマン(楽) 防御率1.06 35試合:1勝1敗11H12S
山本由伸(オ) 防御率1.41 39試合:4勝1敗25H 1S
石山泰稚(ヤ) 防御率1.44 41試合:3勝0敗 6H17S
嘉弥真新也(ソ)防御率1.45 40試合:2勝1敗13H
松永昂大(ロ) 防御率1.48 38試合:1勝1敗20H
公文克彦(日) 防御率1.62 34試合:2勝0敗 9H
藤川球児(神) 防御率1.85 31試合:2勝1敗 9H 1S


高卒2年目19歳から38歳の大ベテランまで


 該当する7人のうち、5人がパ・リーグの投手だ。なかでもずば抜けた防御率を誇るのはハーマン(楽天)。今季開幕直後は失点する場面も目立ったが、松井裕樹の不調により5月11日からクローザーに配置転換されると盤石の投球を披露。以降23試合で失点はわずかに1。現在、18試合連続無失点という安定ぶりだ。

 ハーマンに続く1.41という防御率を残したのは山本由伸(オリックス)。高卒2年目の19歳らしからぬ落ち着いたマウンドさばきと多彩な変化球を武器に一気に台頭。今季途中からセットアッパーを任され、球宴出場を果たすなど、実力、人気ともに急上昇中である。

 セ・リーグトップの防御率1.44をマークしているのは石山泰稚(ヤクルト)。投手キャプテンに指名された今季は、昨季同様にセットアッパーとして開幕を迎えたが、5月以降に新守護神に就任。長く投手陣が課題とされているチームにあって、見事な守護神ぶりを見せている。セ・リーグでは38歳のベテラン・藤川球児(阪神)の健在ぶりも野球ファンにはうれしいところだろう。

 先発投手に比べると、個人タイトル獲得のチャンスも少なく、どうしても注目度が一段下がる傾向にある中継ぎ投手。例年以上に過酷なシーズンにおいて、任された役割を黙々とこなしチームに貢献している彼らの活躍に敬意を表したい。
※数字は7月29日終了時点


文=清家茂樹(せいけ・しげき)

【PR】オリックス・バファローズを観戦するなら「DAZN Baseball」

今季リーグ4連覇と日本一奪還を目指すオリックス。エースの山本由伸が抜けた穴を埋めるのは宮城大弥か山下舜平大か先発陣の活躍に注目!

「DAZN Baseball」とは、月額2,300円(税込)でDAZNのプロ野球コンテンツをすべて楽しめるプランです(月々払いの年間プランのみ)。

プロ野球だけを楽しみたい方は、月額4,200円(税込)のDAZN Standard​よりも1,900円お得に視聴できます。

POINT

ペナントシリーズ、交流戦、CSまで余さず堪能できる!

② オフシーズンもドキュメンタリーやバズリプレイなどコンテンツが充実!

毎月2,300円でライブ配信・見逃し配信・ハイライトまで視聴可能!

楽天モバイルなら追加料金ゼロで
パ・リーグが楽しめる!【PR】

楽天モバイル パ・リーグSpecial

楽天モバイルに申し込み「Rakuten最強プラン」を契約すると、公式戦やオリジナル番組を追加料金0円で楽しめます。携帯キャリアを乗り換えず、「デュアルSIM」としての契約もおすすめ。パ・リーグをお得に観戦できるチャンスをお見逃しなく。

POINT

① パ・リーグ主催の公式戦・オリジナル番組が見放題!

② 見逃し配信にも対応! スマホやTVなど好きなデバイスで視聴可能!

③ キャリア乗換不要。お得で手軽な「デュアルSIM」契約もオススメ!

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西