コラム

チーム浮上のカギを握るロッテの高卒ドラ1野手

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ロッテのドラフト1位・藤原恭大 (C) KYODO NEWS IMAGES

藤原恭大に熱視線


 ロッテのドラフト1位・藤原恭大(大阪桐蔭高)が12月1日に契約合意。いよいよプロ野球人生のスタートラインに立った。

 サインの瞬間は球団の人気コンテンツ『広報カメラ』でも取り上げられるなど、やはり注目度は高い。高卒1年目ということを考えれば、いきなりのレギュラー獲得というのはハードルが高いかもしれないが、数年後はロッテの顔となるべく選手。その一挙手一投足に注目が集まるのも仕方がない。


日本一の裏にあった高卒野手の活躍


 ロッテは近年、ドラフトで高校生野手の目玉を立て続けに指名している。2015年は平沢大河(仙台育英高)、2017年は安田尚憲(履正社高)。いずれも競合抽選となったなか、クジ引きで当たりを引き当てた。

 今季3年目を迎えた平沢は112試合に出場して打率.213(291-62)、5本塁打、32打点という成績。すべてにおいてキャリアハイを更新した。しかし、本人としては納得はしていない様子。一番は本職の遊撃でなく、右翼での出場が多かったことだろう。契約更改後の会見では倍増となる2620万円(金額は推定)を勝ち取りながら、「来年は内野で勝負」と決意を口にしている。

 もう一人、昨年のドラ1・安田も今季は一軍デビューだけでなくプロ初本塁打も記録。上々のスタートを切った。ファームではさらに多くの実戦を経験しており、オフは日の丸を背負ってU-23・W杯を戦った後、現在は『2018アジアウインターベースボールリーグ』に参戦と休みなしで修行の日々を送っている。


 ここ2シーズンは6位・5位と低迷が続くロッテ。どうにか上位浮上のキッカケを掴むべく、FA市場の目玉だった丸佳浩(広島)の獲得を目指したが、巨人との争奪戦に敗れた。となれば、現有戦力の突き上げに切り替えるのみ。近年のドラフトで指名してきた“金の卵”たちのブレイクに期待がかかる。

 野手は上述の通りの素材が揃っていて、投手人も岩下大輝(2014年ドラフト3位)や種市篤暉(2016年ドラフト6位)といった高卒の有望株が頭角を現しつつある。あとは何人がチャンスを掴むのか。そこだけだ。


 ロッテといえば2005年・2010年に日本一の栄冠を掴み取っており、2015年も3位と「5」の倍数の年に強いと言われてきた。思い返してみると、強いチームを支えていたのは福浦和也やサブロー、西岡剛、今江敏晃(現在の登録名は「今江年晶」)、成瀬善久といった生え抜きの高卒戦士たちだった。

 次の「5」の倍数は2年後の2020年。期待の高卒戦士たちは2020年の爆発に向けて、来季のうちに土台作りを終えることができるか。ロッテの若武者たちの飛躍に期待したい。
 


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