コラム 2021.10.08. 17:00

ベースボールキング的「2021プロ野球ドラフト会議1・2位指名予想!」

無断転載禁止
ドラフトでも大注目!左から小園健太・風間球打・森木大智 [写真提供=プロアマ野球研究所]

 本命なきドラフトに!?


 前回の「ドラフト番付を作ってみた!」に続くドラフト企画第二弾として、今回はおなじみの西尾典文さんにはパ・リーグ6球団、菊地高弘さんにはセ・リーグ6球団を担当していただき、ドラフト本番約1カ月前に全12球団の1位、2位指名予想をして頂きました。

意外な選手が単独指名だったり、単独を狙った選手が重複したり、抽選、外れ1位も予想する完全ガチの指名予想です。夏の甲子園が終わったあとに行ったものですが、そのときはどのような結果になったのでしょうか!? 指名順位はこの番組が収録された8月27日の前日時点での順位になります。


——前回の番付を作るのもなかなか難しかったですが、12球団の1位を予想するのも今年はなかなか難しいですよね?

西尾 そうですね。去年は早川投手にはここがいくだろう、佐藤輝明選手にはここがいくだろうなというのがありましたけど、今年は読みづらい。今年は正直、絶対に抽選になるなという選手がいない気がしています。


——菊地さんにはセ・リーグ6球団の予想をして頂きましたがいかがでしたか?

菊地 かなり希望的観測に基づいた指名になりました(笑)。その球団の大きな補強ポイントを埋めることができる選手を頭の方に持ってきたつもりではいます。


——菊地さんがセ・リーグ担当、西尾さんがパ・リーグ担当ということでそれぞれの1位指名を予想して頂いていますが、お互い誰を指名するか全く知らないという状況になっています。それでは早速12球団の1位指名を見てみましょう。ベースボールキング的「2021プロ野球ドラフト会議1位指名予想」はこうなりました。


広:有薗直輝(内野手/千葉学芸高)
日:小園健太(投 手/市立和歌山)
De:隅田知一郎(投 手/西日本工業大)
西:隅田知一郎(投 手/西日本工業大)
中:森木大智(投 手/高知高)
ソ:風間球打(投 手/ノースアジア大明桜高)
ヤ:廣畑敦也(投 手/三菱重工倉敷オーシャンズ)
ロ:佐藤隼輔(投 手/筑波大)
巨:風間球打(投 手/ノースアジア大明桜高)
楽:佐藤隼輔(投 手/筑波大)
神:達 孝太(投 手/天理高)
オ:阪口 樂(内野手/岐阜第一高)

*指名順位はこの番組が収録された8/27の前日時点での順位。今年はセ・リーグ最下位の広島から。

西尾菊地 おぉーー!!(笑)


——それでは菊地さんから伺います。広島1位は有薗選手できましたね。

菊地 迷ったんですけど、まずピッチャーをいってから次の強打者を狙いに行くというパターンを考えました。

ただ、(若い)右の強打者が致命的にいない。小園、林、坂倉、羽月といった若手のホープが、みんな左なんです。

去年も本当は(右の強打者タイプの)元兼太選手を2位で指名する予定だったと思うんですが、ウェーバー順で先のオリックスに獲られてしまった。そうなると、どうしても右が欲しいというなかで、今年は指名が結構バラけそうなので、ひょっとしたら外れ1位で有薗選手が獲られてしまう可能性もあるなと。

そこで有薗選手と正木選手(慶応大)で迷った末に、最後は「守れる」という点を含めて、鍛え込めるというカープ好みの選手ですし、有薗選手にいの一番で行くんじゃないかなと予想してみました。


——続いてパ・リーグ6球団を担当された西尾さんですが、日本ハムの1位は小園投手。

西尾 中田選手がいなくなりましたけど、野手はそんなに悲観していなくて、逆にピッチャーが期待して入ったのにちょっと伸び悩み傾向の選手が多い。

(ここら辺で)エース級が欲しいなと考えたときに、小園投手、森木投手、風間投手が候補になるんですけど、一番日本ハムに合いそうな気がするのが小園投手だと思うんです。

小園投手を見に行ったときに、隣に日本ハムの大渕スカウト部長がいて、結構評価もしていましたし、「ピッチャーが欲しい、エースが欲しい」と言っていたんですよね。吉田輝星投手に刺激を与えるという意味も込めて。

——日本ハムはその年のNo.1評価の選手にいくという路線が明確ですよね。

西尾 そうですね。風間投手になるかもしれませんけど、僕は小園投手にしてみました。


——次はDeNAと西武で重複になった隅田投手ですね。

菊地 DeNAの1位指名を当てるのが12球団で一番難しい(笑)。

(去年も)スポーツ新聞各紙が1位指名をどこも当てられなかった。そういう傾向と選手の評価で考えると、今年は野手よりも先発ピッチャーが欲しいのではないかと。そう考えて単独指名狙いで隅田投手にしたのですが、まさか隣の西武と指名が被るという(笑)。

西尾 西武は、実は「みんドラ」でもやったんですけど、左ピッチャーがいない。

右は結構いるんですけど、今シーズン左で勝ち星挙げている先発ピッチャーは内海投手と浜屋投手くらいで、二軍を見渡しても先発できそうな左がいない。となると、左で先発ができそうな投手ということで、隅田投手か佐藤投手のどちらかなと。

最後は地方大学なら西武だろうというところで隅田投手にしました。


——続いて中日は森木投手の一本釣りとなりました。

西尾 ちょっと意外でしたね。

菊地 そうですね。非常に迷ったんですけども、多分中日ファンの皆さんはバッターが欲しいとか力強く振れる選手が欲しいとか希望があると思うんです。

ただ、近年のドラフトで石川選手、根尾選手、岡林選手と、近未来のレギュラー候補と言えるホープ、いいバッターを獲ってはいるんです。

じゃあピッチャーはどうだとなると、昨年は高橋投手を獲りましたけど、個人的に今年一番評価しているピッチャーは森木投手なので、高橋投手と森木投手の2人で将来的に投手王国の大看板を背負ってくれるんじゃないかなと。野手の底上げも必要ではあると思うんですけど、僕は中日の1位はピッチャーでいきました。

——森木投手が単独で獲れたらいいなと思いますよね。

菊地 森木投手を単独で獲れたら成功ドラフトと言われると思います。


——続いてソフトバンクは風間投手。これはすごく分かる気がします(笑)

西尾 基本的にはNo.1に向かう球団だと思うんですけど、チーム事情を考えれば、野手にいきたいと思う。ただ、野手で絶対的なNo.1の選手が今年はいない。

「じゃあ誰だ?」となったとき、ソフトバンクに入って一番モノになったときのスケールが大きい選手は風間投手かなと。

去年は野手中心のドラフトでしたし、千賀投手がひょっとしたら(近い将来に)メジャーに行くかもしれない。次の大エース候補が欲しいでしょうし、王会長が「誰が一番ストレートがいいんだ?」って尋ねて、「なら風間です」というやりとりもあるかなという気がして、風間投手にしてみました。

菊地 大きく育てようと思ったら、ソフトバンクか巨人かなという気がします。そう考えたら、この2球団の風間投手被りは全然あってもおかしくない。


——続いてヤクルトは社会人の廣畑投手。名前が(古田と同じ)「敦也」ということで縁も感じますけども。

菊地 本人もヤクルトファンで弟さんもお名前が高津監督と同じ「臣吾」なんです(笑)。

ヤクルトは近年のドラフトで即戦力として獲っているピッチャーが実際には即戦力にはなれていないという事情がありました。今シーズンは凄く調子がいいんですけど、そのツケがそろそろ出てきそうな可能性もあるので、本当に即戦力を当てにいく必要があるぞというところで、今年即戦力のピッチャーで言えば、いの一番で廣畑投手。

しかもヤクルトファンじゃないかという合わせ技で、いの一番で単独でいった方がいいんじゃないかなと思います。

——起用法は先発と抑えとどちらの方がいいと思いますか?

菊地 僕は先発できると思います。彼はカーブがよくて、本人もカーブに一番自信を持っている。

ちょっとシュート系のボールではありますが、真っ直ぐのボールの質もいい。真っ直ぐの軌道からキュッと曲がるカットボールみたいなスライダーもあるので、その辺の奥行きも使えるピッチャーということを考えると、先発でも十分いけるんじゃないかなと思います。


——次はロッテは筑波大学の佐藤投手がロッテですね。

西尾 去年、早川投手を外して鈴木投手を獲ったんですけど、鈴木投手はどちらかというリリーフの方がいい気がしています。そうなると完全な先発タイプの左ピッチャーが欲しいなと。

小島投手とか左の先発もいるんですけど、太い柱が左はいない。高校生の左でとなると、そこまでの選手はいないですし、去年の早川投手のタイプに一番近いのは佐藤投手という気がするので。去年のリベンジじゃないですけど。

——去年は地元千葉出身の早川投手を楽天に奪われて、今年は宮城出身の佐藤投手をロッテが獲るとなると、ちょっと因縁がありますね。


——そして巨人がソフトバンクと競合の風間投手できました。

菊地 やっぱり王道を行く球団であってほしいというのがまずありますし、近年ずっと1位のクジを外し続けていますけど、裏を返せばそれだけ勝負にいっているということなんですよね。

風間投手のような馬力がすごくあって角度もあるピッチャーということで目立つ選手ですし、圧倒的にピッチャーが欲しいと思うんですよね。さっきも言いましたけど、ソフトバンクか巨人が風間投手を一番スケール大きく育ててくれる環境なんじゃないかと思います。

西尾 一時期は競合を避けていた時期もありましたけど、ここ数年は全部勝負にいっていますよね。


——続いて楽天はロッテと競合、地元出身の筑波大学の佐藤投手。去年左の早川投手を獲っていても今年も左にいくと?

西尾 そうですね。早川投手との相乗効果狙いでといいますか。地元というのもありますし、早川、佐藤と左二枚が揃ったときに見映えがするというか魅力のある二枚看板になる可能性もありますし、そろそろ地元のスターも欲しいんじゃないかなという気もするのでいって欲しいなと。

菊地 実際、仙台高校の時もプロ志望届けを出せば楽天は上位指名にいっていたという話も聞いたことがあります。なので、評価は高いと思いますね。


——そして阪神は天理の達投手の単独指名になりました。

菊地 阪神というチームの特殊性を考えたときに、実力ももちろん大事なんですけどもメンタルも大事なんですよね。

これまでいい選手もたくさん獲ってきているんですけど、なんでもかんでもフィーバーにされちゃうじゃないですか? それで踊らされない自分というものを持っていて、もしくはファンの痛烈なヤジに耐えられるメンタル(が必要)。

今年、佐藤輝明選手、伊藤投手というドラフト1位、2位の選手が活躍しているのを見て確信したんですけど、メンタルモンスターがいかないと通用しないチームだと思うんです。佐藤選手にしても伊藤投手にしてもブレない自分を持っている選手なんですよ。

誰かに何を言われても聞く耳を持たないという語弊がありますけど、気にしすぎない。そこで達投手なんです。メジャーにいきたいと公言していますけど、やっぱり自分を持っている選手なんですよね。

中学生にして、爪を保護するためにネイルサロンに通ったり、「オレはオレ」と自分の世界を持っている選手で、しかもスケールが大きい。甲子園という大舞台で結果も残している。

素材的にもメンタリティー的にもダルビッシュ投手に近いモノを持っているんじゃないかなという意味で、阪神1位指名はありじゃないかなと思います。


——最後がオリックスですが、岐阜第一の阪口選手できました。

西尾 ピッチャーも欲しいんですが、まだ暫く大丈夫そうなので。

最近のオリックスって結構攻めた指名をしていて、それで上手くいきつつあるじゃないですか? 右は紅林選手、太田選手、元選手と獲っていて、左は吉田正尚選手がいますけど他は来田選手くらいなんですよね。

吉田選手は(近い将来のメジャー移籍やFAなど)どうなるか分からないですし。バランスを考えたら左の大砲が欲しいとなったときに阪口選手かなと。

去年も佐藤輝明選手にいっていますし、それを考えたら左の大砲でスケールがある選手が欲しいんだと思うんですよね。現実的にはピッチャーにいって外して阪口選手かなという気がしなくもないんですけど。

菊地 ウェーバー順を考えると2位の最後まで残っていない可能性もありますもんね。

西尾 それもあるんですよ。

菊地 他の1位候補のピッチャーと比較しても、去年獲った山下舜平大投手との比較とかになったりして、そう考えたら阪口の1位もあながちアリのような気がしてきましたね。



——それではここまで各チームの1位指名をシミュレートして頂きましたけども、重複した選手の抽選と外したチームの外れ1位も予想してみたいと思います。

【抽選の結果】
× DeNA:隅田知一郎 投手 西日本工業大
◎ 西武:隅田知一郎 投手 西日本工業大

——厳正なる抽選の結果、隅田投手は西武が当たりくじを引き当てました! DeNAファンの皆様申し訳ありません......。さてDeNAの外れ1位ですが、セ・リーグ担当の菊地さんいかがでしょうか?

菊地 同じサウスポーで創価大の鈴木投手ですね。(隅田投手と)どっちが頭にきてもおかしくないくらいのピッチャーだと思いますし、まずストレートが素晴らしい強さを持っているピッチャーで変化球も大分良くなってきている点を考えると外れ1位というか、単独1位でもおかしくないピッチャーだと思います。


——続いてはソフトバンクと巨人が競合した風間投手ですが、抽選の結果ソフトバンクになりました! それでは巨人の外れ1位を菊地さんお願いいたします。

◎ ソフトバンク:風間球打 投手 ノースアジア大明桜高
× 巨人:風間球打 投手 ノースアジア大明桜高

菊地 もしオリックスがいってなければ、ここで阪口とかあったかもしれないですね。本当は巨人の2位候補で阪口選手を考えていたので。

現有戦力もそれなりにあるわけですし、小器用な選手を獲っても仕方ないのかなというのと、リリーフ投手を補充したいところではあるのですが1位で行くほどの感じでもないので。うーん難しいな......。

正木選手(慶応大)ですかね。法政大の山下投手と悩んだのですが巨人的には正木選手っぽい感じがあるのと、左は秋広選手、山下選手と若い選手がいるので右の長距離砲ということで正木選手でお願いします!

西尾 巨人だったら正木選手は外野を守ることになりそうですね。


——最後の抽選はロッテと楽天の佐藤投手ですが、抽選の結果は楽天になりました!というわけでパ・リーグ担当の西尾さんにロッテの外れ1位をお願いします。

× ロッテ:佐藤隼輔 投手 筑波大
◎ 楽天:佐藤隼輔 投手 筑波大

西尾 これは事前にシミュレーションしていて、どちらの球団が外しても法政大の山下投手かなと。山下投手も木更津総合で千葉出身ですからね。去年の鈴木投手と2年連続で法政大からの1位になってしまいますけど。


——これで外れ1位も含めて12球団の指名が出そろいました。





——さてここからは各球団の2位指名をセ・リーグ担当の菊地さん、パ・リーグ担当の西尾さんで交互に選手を選んでいただきたいと思うのですが、まずは広島からお願いいたします。

菊地 残っていれば山下投手、鈴木投手といったピッチャーにいきたかったところだったのですがいなくなってしまいましたね......(笑)。

JR東日本の山田龍聖投手が素材も考えてこの辺りで指名があるのかなと。どっちにしても1、2位でピッチャーと野手という指名は固いかなと思っていましたので山田投手でいきたいと思います。


——続いて1位で小園投手一本釣り成功した日本ハムはいかがでしょうか?

西尾 もう一枚ピッチャーで考えていたんですが、ウェーバー順だとこのあと獲られそうな気もするので市立和歌山のキャッチャー松川選手。(同じ高校の)バッテリーで1位2位でいこうかなと。

日本ハムはキャッチャーがそんなに盤石じゃないですもんね。古賀選手(中央大)というのもあるかと思うんですが、せっかく小園投手を獲ったんだったらバッテリーで新しい球場の目玉になってもらおうかなと。


——続いてDeNAです。1位では隅田投手の抽選に外れて同じ左腕の創価大の鈴木投手を指名しています。

菊地 細川選手がもうひとつ殻を破りきれていない状況を考えると右の強打者が欲しいのは欲しい。彼と競える選手が欲しいんですけど、そうなると欲しいのが正木選手なんですが巨人に獲られてしまったので......。自分で獲っておいてなんですけど(笑)。

それだったら走れる選手が欲しいんですよね。盗塁できる選手が少ないので。外野も層が厚いように見えて年齢層が20代後半にさしかかってきていますし。

西尾 二軍ではキャッチャーが外野を守ったりしていますよね。

菊地 そうなんですよ。なので、このあたりで明治大の丸山選手を獲るのは結構ありなんじゃないのかなと。


——続いて西武です。1位では隅田投手を抽選で獲得しています。

西尾 去年、野手をけっこう獲ったので今年の上2つはピッチャーでいきたいですよね。

もう一枚左が欲しいというところで、ウェーバーで戻ってきたときに残っていないかも、ということを考えて北海の木村投手。もし1位で大卒の隅田投手、2位で高卒の木村投手と2人獲れたら左投手(の展望も)も明るくなるかなと思います。


——続いて中日です。1位は森木投手を一本釣りしています。

菊地 ここは大学生の野手にいきたい。

根尾選手、石川選手とか岡林選手が今シーズンもう一つ突き抜けられていないとうか、まぁ怪我もあったりしましたけど。彼等に刺激を与えられる、可能ならば野球をよく知っている選手と考えたときに、僕は関西大学の野口選手でいきたいなと。

ブライト健太選手という上武大学の面白い選手もいるんですけど、野口選手というのはバットをしっかり振れますし、ショートを守っているんですけど、プロではひょっとしたらサード、ライトとかで強肩をいかすという手もある選手なので、ここで野口選手にいきたいです。


——続いて1位で風間投手を抽選で獲得したソフトバンクです。ここでまた高校生でしょうか?

西尾 野口選手も欲しかったんですけどねぇ......。やっぱり高校生ですね。昌平の吉野選手でいきます。

(チームとして)将来的になんとかしないといけないのは野手だと思うんですよ。楽しみな選手は若手にいるんですけど、そこにどんどん若い選手をぶつけていくというのと、上位の選手としても格落ちしない選手です。

でもソフトバンクなので全然違うところから名前が出てきそうな気がしなくもないんですよね......。吉野選手はまだ細いんですけど飛ばします。それが身体ができたら去年2位で左の笹川選手と左右の大砲で競わせるという、そういうところで吉野選手にしたいと思います。


——続いてヤクルトですね。1位で即戦力の社会人投手、廣畑投手を獲っています。

菊地 もう1人即戦力投手が欲しいですね。

個人的には火の国サラマンダーズの石森投手をリストアップしていたんですけど、よく見たら中央大の古賀選手がまだ名前を呼ばれていない。だったら古賀選手にいきたいと思います。

まさかここまで残っていると思わなかった。これがドラフトの面白さで。去年星稜から入った内山選手が今年けっこう頑張っていたので競争になってしまうんですけど、でも内山選手はショートもできるので、この順位で古賀選手が獲れるのなら正捕手候補として獲りたい。即戦力投手は3位以降でも狙えますし、ひょっとしたら石森投手も残っているかもしれない。


——続いて佐藤投手を外して山下投手を獲得したロッテの2位指名です。

西尾 野手も欲しいなとは思ったんですけどリリーフがちょっと不安定ですし、益田投手、唐川投手ももうベテランの域に入ってきていますし、そういうことを考えたときに「あ!残ってたじゃん!」ということで東北福祉大の椋木投手です

菊地 あ——! つぎ巨人でいこうと思ったのに(笑)。

西尾 割と早く出てきそうな気がしています。故障歴もあるんですけど、そういうのも含めて吉井コーチのいるロッテは相性も良さそうだなと。

将来のリリーフの柱、セットアッパーとかひょっとしたらクローザーもあるかなというところで椋木投手にしました。


——そして1位で風間投手を外して正木選手を獲得した巨人です。

菊地 阪口選手が残っていればいきたかったんですよねぇ。難しいですねぇ。

即戦力よりも素材型でいった方がいいのかなという球団ではありますし、とはいえリリーフもちょっと疲弊気味なのかなということを考えると、さっきの火の国サラマンダーズの石森投手は即戦力左腕という点ではいいんですけども、でも迷っているのは智弁学園の前川選手あたりをこの順位でいってしまおうという構想もあるにはあるんですよ。意外に足も速いんですよね。パンチ力もありますし......。前川選手でいきましょう!


——続いて1位で地元の佐藤投手を獲得した楽天の2位指名になります。

西尾 今のチームの状態を見ると左バッターばかりですから、右の野手も欲しい。

狙っていた選手がけっこう獲られてしまったなぁというところで、悩みますけど、ここまで残っていたのであれば上武大のブライト健太選手でいきたいと思います。

オコエ選手がちょっと良くなってきたところに敢えてぶつけるという。あまりにも左偏重なので右バッターをなんとかしないと将来しんどいと思うんですよね。

右も岩見選手とか内田選手とか獲ってはいるんですけど伸び悩んでいるところもあるので。ここはブライト選手でいきたい。オコエ、ブライトでスタメンに並んだら面白いんじゃないかなと。


——続いて1位で達投手を単独指名した阪神です。

菊地 ここは迷いなくいくんですけど、東海大相模の石田投手です。

西尾 おぉー!!

菊地 甲子園スター路線でありメンタルモンスター路線ですよね。

石田投手は去年秋とかは信じられないくらいのペースで投げていたんですよ。ちぎっては投げ、ちぎっては投げで。キャッチャーからの返球を受け取ったらもうワインドアップモーションに入ってるくらいの。あまりにも早すぎるだろというくらいの。

そういう芸当ができること自体がハートがもうちょっと違うなというか、まわりに左右されないというか、オレはオレのペースで投げるんだというピッチャーだと思うんです。左ですし、春のセンバツを見ていたらストレートが一段も二段も進化していたので。


——最後は1位で阪口選手を大化け期待で単独指名したオリックスです。

西尾 オリックスはもう高校生路線でいって欲しいなという希望も込めて、広島新庄の花田侑樹投手。まだ細いですし真っ直ぐも144km/hくらいなんですけど、でも誰が見てもいいフォームだなとおもうと思うんですよよね。

身体ができたときに凄い速いボールを投げそうな印象がすごくあるので育てて欲しいなと、個人的な好みもありますけど。

迷ったところでいうと、青森大の長谷川投手とか、野手も左の大型をもう1人ということで神奈川大の梶原選手とか。でもここまできたらオリックスは敢えて高校生でいった方が面白いんじゃないかというところで花田投手にしました。ダメなら野手という手もありますから。


——というわけでこれで12球団の1位、2位指名が全て出そろいました。

 ■広島東洋
1位:有薗直輝(内野手/千葉学芸高)
2位:山田龍聖(投 手/JR東日本)

 ■北海道日本ハム
1位:小園健太(投 手/市立和歌山高)
2位:松川虎生(捕 手/市和歌山高)

 ■横浜DeNA
1位:鈴木勇人(投 手/創価大)
2位:丸山和郁(外野手/明治大)

 ■埼玉西武
1位:隅田知一郎(投 手/西日本工業大)
2位:木村大成(投 手/北海高)

 ■中日
1位:森木大智(投 手/高知高)
2位:野口智哉(内野手/関西大)

 ■福岡ソフトバンク
1位:風間球打(投 手/明桜高)
2位:吉野創士(外野手/昌平高)

 ■東京ヤクルト
1位:廣畑敦也(投 手/三菱重工倉敷)
2位:古賀悠斗(捕 手/中央大)

 ■千葉ロッテ
1位:山下 輝(投手/法政大)
2位:椋木 蓮(投手/東北福祉大)

 ■読売
1位:正木智也(内野手/慶応大)
2位:前川右京(外野手/智弁学園高)

 ■東北楽天
1位:佐藤隼輔(投 手/筑波大)
2位:ブライト健太(外野手/上武大)

 ■阪神
1位:達 孝太(投 手/天理)
2位:石田隼都(投 手/東海大相模高)

 ■オリックス
1位:阪口 樂(内野手/岐阜第一高)
2位:花田侑樹(投 手/広島新庄高)


——8月末時点でのドラフトシミュレーションということで各球団の1位、2位の選手がで揃いましたが、終わってみていかがでしょうか?

西尾 日本ハムの小園、松川とか実現したら面白いなとか思いましたね。1位、2位じゃなくて1位、3位とかでも。抽選も2球団競合で3回ありましたけど、何となく本番もそれくらいな感じになるきがしますよね。誰かに6球団競合とかはならない気がしますね。

菊地 本番ではソフトバンクがまた独自路線で全く予想もしなかった選手の名前が挙がるかもしれないですよね。そうなったら今回名前を挙げた24人の誰かが3位以降の指名にまわることになるんですよね。
今回も番付では上位だった古賀選手が2位の半ばまで残っていたということがありましたけども、能力が高いんだけどウェーバー順のあやで残っているというのがドラフトの面白さだと思うんですよね。

西尾 去年は牧選手も2位でしたもんね。


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