コラム 2024.03.26. 19:20

ブレーブスの7連覇濃厚!? メジャーリーグの2024シーズンをプレビュー【ナ・リーグ東地区 編】

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ブレーブス・アクーニャJr.
 メジャーリーグの2024年シーズンを地区ごとに展望する第3弾は、ナ・リーグの東地区だ。各チームの新戦力情報などを中心に筆者の順位予想とともにお送りする。

【2023・NL東地区順位表】
1位 ブレーブス(104勝58敗)
2位 フィリーズ(90勝72敗)
3位 マーリンズ(84勝78敗)
4位 メッツ(75勝87敗)
5位 ナショナルズ(71勝91敗)


▼ 予想1位:アトランタ・ブレーブス

1990年代から2000年代にかけて投手王国を築いたブレーブスだが、2018年から6連覇中の現チームは重量打線が自慢だ。昨季は54本塁打のマット・オルソンを筆頭に3人が40本塁打以上をマークした。昨季の104勝超えも当然視野に入る。

昨季のレギュラー選手が今季もブレーブスの一員としてプレーする。中でも強打の1番ロナルド・アクーニャJr.はMVPの最有力候補。大きなケガから完全復活を果たした昨季は41本塁打&73盗塁をマークした。今季もそれに近い数字を残すだろう。

強打のイメージがあるブレーブスだが、投手陣も盤石だ。特にエースのスペンサー・ストライダーは2年連続20勝到達も狙える。昨季までレッドソックスでプレーしたクリス・セールが1年を通じてローテーションを守れるようならほぼ死角はないといえそうだ。


▼ 予想2位:フィラデルフィア・フィリーズ

2年前に地区3位からワールドシリーズに進出。昨季は地区2位からポストシーズンに進んだが、リーグ優勝決定シリーズでダイヤモンドバックスに惜しくも敗れた。今季もブレーブスが大きな壁となって立ちはだかるが、大きな戦力ダウンもなく3年連続のポストシーズン進出はまずクリアしそうだ。

生え抜きのリース・ホスキンスが退団したが、その他のレギュラー野手は軒並み戻ってきた。カイル・シュワーバー、トレイ・ターナー、ブライス・ハーパーと続く上位打線はブレーブスのそれに匹敵。ブライソン・ストットの更なる成長があれば、得点力も昨季以上となるだろう。

ザック・ウィーラー、アーロン・ノラ、タイワン・ウォーカーの3本柱が昨季40勝をマーク。今季も同等の活躍に期待したいところだが、いずれも30代と上積みが見込めるかは微妙だ。そろそろ生きのいい若手の台頭があってもいいだろう。4年前のドラ1、ミック・アベル辺りがメジャーに定着するようなら面白い。


▼ 予想3位:ニューヨーク・メッツ

2年前にブレーブスとデッドヒートを演じたが、同率で惜しくも地区2位。2015年以来の地区優勝を狙った昨季は、6月以降に失速して、4年ぶりの4位に終わった。今季はカルロス・メンドーザ新監督の下、巻き返しを期す。

大砲ピート・アロンゾを中心とした打線は昨季、本塁打数こそリーグ4位だったが、打率はワースト2位、得点数もワースト5位と芳しくなかった。走塁への意識を高め、一発に頼り過ぎない打線を構築したい。

千賀滉大が1年目から12勝、防御率2.97の活躍を見せ、エースとして君臨。ただし右肩痛で今季開幕には間に合わない見通しだ。新たに加わったルイス・セベリーノやショーン・マナエア辺りが全盛期の投球に近づければ、フィリーズとの2位争いで優位に立つ可能性は十分ある。


▼ 予想4位:マイアミ・マーリンズ

昨季は得失点差が「-57」と厳しいチーム状況にもかかわらず、3年ぶりの勝ち越しとポストシーズン進出を果たした。好采配を振るった1年目のスキップ・シューマッカー監督は最優秀監督賞を受賞。ただし、今季は勝率5割が目標となりそうだ。

得点数リーグワーストだった打線にティム・アンダーソンが加わった。ホワイトソックス時代の2019年に首位打者に輝いたこともある巧打者だが、昨季は打率.245、1本塁打と低迷。2年連続首位打者のルイス・アライズとの相乗効果に期待がかかる。

一方の投手陣は防御率が4.21で、メジャー平均の4.33とほぼ同じ。先発防御率はリーグ3位だったのに対し、救援防御率は11位。ブルペンの補強が最優先課題だったが、目立った動きは今のところない。信頼できる守護神の登場に期待したいところだ。


▼ 予想5位:ワシントン・ナショナルズ

2019年にワールドシリーズ制覇を成し遂げるも、その後は4年連続地区最下位と低迷中。ただ昨季は勝ち星を16個増やし(55勝→71勝)、希望の光も見えてきた。2~3年後には優勝争いをしている可能性もあるが、今季に関してはマーリンズとの最下位争いに終始することになるだろう。

メジャー9シーズンで198発のジョーイ・ギャロをFAで獲得。ただし、昨季は21本塁打を放つも、打率.177、40打点なら大きな得点力増加は見込めなさそう。昨季47盗塁のCJ.エイブラムスとルイス・ガルシアJr.の二遊間コンビがオールスター級に育てば、最下位脱出も夢ではない。

昨季は先発、救援ともに防御率5点台だった。オフの大きな補強もなく、若手の成長頼みというのが現実だ。ただ、マイナーに控える有望株は野手に偏っており、ドラフトやトレードで将来のエース候補を押さえておきたいところ。


まとめ


この地区はブレーブスの7連覇が濃厚だろう。フィリーズとメッツが2位を争うが、昨季勝ち越したマーリンズは定位置の4位に落ち着きそうだ。

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