番記者コラム
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最初で最後の「100点登板」の先へ…中日・田島慎二、プロ10年目の再出発
◆ 「12球」のリスタート メスを入れてから約1年…。初の実戦マウンドはやや気温が低く、風がビュンビュン吹いていた。 4月9日(金)にナゴヤ球場... -
共通点の多い“あの左腕”を彷彿とさせる巨人斬りで初勝利 阪神・伊藤将司が踏み出した第一歩
◆ 球団史上初の快挙! 堂々たるパフォーマンスで、宿敵の脳裏に「伊藤将司」の名を焼き付けた。 今季初めて行われた“伝統の一戦”。グラウンドコンデ... -
「できることを少しずつ」…前に進みはじめた中日・木下雄介と、右腕を支える存在
◆ 開幕一軍をほぼ手中に収めていたなかで… 歩く姿は痛々しい…。右肩脱臼のリハビリでナゴヤ球場に通う中日・木下雄介投手(27)。その肩はいつも固定されて... -
チームを背負う「6番目の男」 阪神・秋山拓巳の初登板に垣間見えた“自覚”
◆ 今季は「6番目の男」としてスタート 本人にとって、1つの白星以上の価値あるものを手にした。 3月30日、敵地・マツダスタジアムでの広島戦。阪... -
恩師との誓いを果たして独り立ち 広島・森下暢仁が挑む2年目の戦い
◆ 恩師と立てた「新人王」という目標 広島・森下暢仁投手(23)は、一人でプロ2年目を歩き始めた。 昨季受賞した新人王は、恩師との約束でもあった... -
開幕3連勝を支えた虎の“投の主将” 岩貞祐太が切り拓く8年目の新境地
◆ 今季はブルペンを支える一員に 8年目の開幕は“初めての景色”が広がった。 阪神タイガースの岩貞祐太は、今季から本格的に中継ぎに転向。昨年は開... -
顔ぶれ豊かな虎の"牙" 今年は「最後方」と「崖っぷち」から新星が誕生?
◆ 今年も役者揃い! 虎の"牙"は、2021年も鋭く研がれている──。 オープン戦で3試合連発、6本塁打を記録してドラフト制以降の新人最多本塁打... -
愛車は「クラウン」の愛され助っ人 “ドラゴンズ一家”を支える大黒柱・ビシエド
◆ 来日6年目、気が付けば“ドラゴンズ一家”に 日本人にはゆったりの高級セダンも、竜の主砲が乗り込むと少し小さく見える。2018年まで広島に所属し、マツ... -
単なる「1/143」ではなく、未来もかけた一戦に…阪神・矢野監督が藤浪晋太郎に託した意味
◆ 本人にとっても“想定外”の知らせ みんなどこかで期待していたと思う。サプライズでありながら、待望でもあった“一報”。阪神タイガースの藤浪晋太郎が、開... -
ミスを減らすための“ひと手間”を惜しまない男 中日・根尾昂が見せる「ひそひそ話」の理由
◆ 攻守交替の前に“ひと手間” 3割打てれば一流とされる競技。それが野球。打者は7割の失敗を、3割の成功への糧とする。 凡退してベンチへ戻る... -
「曲線」ではなく「直線」でシーズンを走り抜く…“静か”だった沖縄での岩崎優
◆ 静かなる調整は信頼の証 静かなまま、沖縄での1カ月を終えた。それは決してネガティブな意味ではない。こと岩崎優に限っては…。 「自分のやりたい... -
大瀬良と重なる向上心と探求心 広島・森下暢仁が持つ鯉のエースの資質
◆ 新人王が見据える“近い将来” 新しいことへの探求心は、チームの先頭に立つ先輩と重なる。 広島・森下暢仁投手(23)が、春季キャンプで新球とな... -
アクシデントをチャンスに変えて…激化する虎のローテサバイバルを勝ち抜くのは誰だ
◆ 「2つ」のイスを巡るバトル… ひとつのアクシデントが、競争をさらに激化させた。 開幕ローテ入り有力だった左腕の髙橋遥人が、16日の楽天戦に登... -
8位の石井大智、6位の中野拓夢が奮闘中!虎のルーキーたちが挑む開幕一軍レース
◆ ドラ1・佐藤輝が話題の中心も…? 春季キャンプも、あっという間に折り返し地点を過ぎた。主力や新外国人らの調整も気になるが、阪神タイガースは宜野座に総... -
2年連続2ケタ勝利のカギは「球速」? 虎の12年目右腕・秋山拓巳の新たな挑戦
◆ 上々のスタートを切った12年目右腕 「藤浪晋太郎vs.佐藤輝明」──。 2月7日に行われたチーム2度目の紅白戦。注目を集めたのは、復活を期す... -
12球団最速の実戦で見せた進化の跡 阪神・西純矢が挑む開幕ローテサバイバル
◆ どこよりも早い紅白戦で躍動 渾身のアウトローに、“もう1人のプロスペクト”も手が出ない…。 この1カ月の熱戦を予感させる1球。高卒2年目・西... -
イチローさんからの金言を胸に…広島のドラ4ルーキー・小林樹斗がめざす“1年目のデビュー”
◆ プロ入り前に過ごした貴重な時間 最後の一言は、球児にどう伝わったのだろうか。 昨年12月、イチローさん(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラ... -
「ワシは何とも思わんよ」…サンドバッグを受け入れた、高木守道さんの懐の深さ
◆ ミスタードラゴンズに別れ 昨年1月17日に急性心不全のため78歳で亡くなった、中日OBで元監督・高木守道さんのお別れの会が、1月26日に名古屋市内の... -
竜の未来を担う19歳の主砲候補 石川昂弥は岡本和真を超えられるか
◆ 未来の主砲候補、2年目の春 2019年のドラフト1位、石川昂弥の2年目が始まった。 昨秋に体調不良を訴えて秋季教育リーグ「みやざきフェニック... -
沖縄よりも“熱い”…阪神・梅野隆太郎が抱く頂点への渇望と逆襲への想い
◆ 「チーム全員で優勝したい」 南国の「暑さ」に負けない、「熱い」決意表明だった。 阪神タイガースの梅野隆太郎が、沖縄県内のグラウンドでチームメ...