番記者コラム
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名古屋育ちの“地元の宝” 中日・大島洋平が到達した2000安打
◆ プロ14年目でついに2000安打へ到達 ひとりの少年が名古屋市内で自宅の塀に向かって軟式ボールを投げてきた。 「頑張ってね」と声を掛ける。「... -
2年間プロ未勝利から先発陣の柱へ…“あの日”以前と以後は別人となった阪神・村上頌樹の「契機」
◆ 2年間プロ未勝利だった右腕が今季急成長 4カ月前は“無名”だった右腕から、この夜は凄みすら感じた。 序盤からうなりをあげる直球に相手打者は圧... -
ピンチの場面で腕を振り続ける“仕事人”阪神・島本浩也の存在感
◆ 1球の失投も許されない場面で役割を全う 18年ぶりのリーグ優勝へ突き進んでいるタイガースで、渋く存在感を示している仕事人がいる。 プロ13年... -
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半年前の構想が現実に…阪神のドラ1位ルーキー・森下翔太は“アレ”の使者となれるか
◆ キャンプの時から温めていた「3番・森下」 半年前から構想を抱いていた“理想の3番”が輝きを放ち始めた。7月30日のカープ戦。6回にタイガースの森下翔... -
“アレ”に向けた勝負の後半戦 阪神・岡田監督がもう一度エースに託す「開幕投手」
◆ 開幕投手も務めた虎のエースを襲った不振 後半戦へのキーマンが、真価の問われるマウンドで結果を残した。タイガースの青柳晃洋にとって、11日のベイスター... -
次こそ「マダックス」…中日の“勇者”・小笠原慎之介が挑む勝負の夏場
◆ 球団7年ぶりの快投まであと一歩 ベンチを見て笑っていた。少し照れて、かといって恥ずかしいわけではない。 7月7日の七夕の夜。中日・小笠原慎之... -
“アレ”に向けた正念場…岡田阪神に立ちはだかる「近本不在」という危機
◆ 切り込み隊長が無念の離脱 タイガースが不動のリードオフマンを欠いて正念場を迎えている。 開幕から1番打者としてチームをけん引してきた近本光司... -
もう一度、甲子園のマウンドへ…阪神・髙橋遥人が挑む3度目の“長い旅”
◆ コメントに滲む感謝と落胆 もう何度も経験している“長い旅”が、また始まろうとしている。 タイガースの髙橋遥人が、3年連続となる手術を受けて今... -
春の大学野球がひと段落 秋に向けて“浮上”が期待される関西の有望投手・4選
◆ 近畿圏で注目を浴びる4人の投手 6月5日から神宮球場と東京ドームで行われた『全日本大学野球選手権』。青学大が18年ぶり5度目の優勝を果たし、春の大学... -
“先発転向”阪神・ビーズリーが辿る、かつての“助っ人エース”が歩んだ道
◆ 「エキサイティング」な先発転向 人間性は「○」……いや「◎」と言っていい。 セ・リーグ首位を走るタイガースが誇る強力先発陣のキーマンになるか... -
ファームで牙を研ぐ虎のドラ2左腕 門別啓人が歩む一軍デビューへの道
◆ 鳴尾浜で評価を高める18歳左腕 二軍の本拠地・鳴尾浜球場から“風の噂”が聞こえてきたのは、つい最近のことだ。 「高卒1年目ですけど、門別はめ... -
昨夏の“凡退”を糧に…広陵・真鍋慧が歩む最強スラッガーへの道
◆ 「今までで一番悔しかった」 現在の高校野球界の中で、トップクラスの飛距離を誇るのが広陵(広島)の真鍋慧(けいた=3年)だ。 「広陵のボンズ」... -
チームの空気を一変させる“ゲームチェンジャー” 中日・ブライト健太が放った輝き
◆ 「長かったです。遅かったです」 中日にとって、交流戦の幕開けは福岡・PayPayドームのソフトバンク戦。そこで輝きを放ったのが、昨季のドラ1・ブライ... -
「逆転すると思って見ていました」 阪神・島本浩也に転がり込んだ4年ぶりの白星
◆ “野球は二死から”を体現した劇的勝利 阪神・岡田彰布監督は試合後、しみじみ言った。 「まあ、そういうことやな。野球てな。最後まで分からんて、... -
三冠投手が苦しみの末に掴んだ“2勝目” 阪神・青柳晃洋を救った「打者・青柳」
◆ 立ち直るキッカケとなった“自援護打” エースの意地が垣間見えた“1勝”だ。 5月12日のベイスターズ戦に先発したタイガースの青柳晃洋は、序盤... -
中日のオールドルーキー・福永裕基の中心にある「叶」の文字
◆ セ新人一番乗りの本塁打 中日のドラフト7位、“しんがりルーキー”の放った飛球がレフトスタンドを越えた。 こどもの日だった5月5日の巨人戦(バ... -
守護神離脱も「逆に団結」?底を見せない阪神ブルペンの強み
◆ 結束を固めているブルペン陣の奮闘 守護神の湯浅京己が右前腕の張りを訴えて戦線離脱してからの2週間、タイガースの中継ぎでセーブを挙げた投手は一人もいな... -
東北に出現した投打二刀流の新星 山形中央・武田陸玖が残した大きな衝撃
◆ 投打二刀流の新星候補 高校野球の『U18日本代表候補選手強化合宿』が4月4日から6日の3日間に渡って開催された。今秋開催が見込まれるワールドカップ(... -
「夏場の勝負所で仕事できるように」中日・大野雄大が下した決断
◆ 今季初登板の後に感じた“異変” 竜の絶対エースが、メスを入れざるを得ない状況に追い込まれた。中日・大野雄大投手が4月中旬、左肘の遊離軟骨除去(クリー... -
トンネルの先にある“新境地”を目指して…阪神・浜地真澄の「出直し」
◆ はっきりしない“不振の原因” もがき苦しんでいた。失意の試合後、背番号36は何度も「分からないです」と口にした。 「(打たれた原因は)分から...