番記者コラム
-
513日ぶりの一軍登板から1カ月 阪神・桑原謙太朗が歩む完全復活への道
◆ 聖地に帰ってきた背番号64 藤浪晋太郎が球団最速の162キロをマークし、大山悠輔は他球団のスラッガーたちとハイレベルな本塁打王争いを繰り広げる。そし... -
「周平は最初、右打ちでした」…中日の主将・高橋周平はなぜ左打ちになったのか
◆ 竜の主将による劇的なアーチ 劇的な結末だった。10月15日、ナゴヤドームで行われた中日-阪神の一戦。中日は1点ビハインドで9回裏を迎え、二死ながら二... -
言い訳を嫌い、謙虚で正直な男 広島のドラ2ルーキー・宇草孔基
◆ ファームで一歩ずつ課題を克服 ここまで弱みをさらけ出せるプロ野球選手はいないだろう。広島・宇草孔基外野手(23)の愚直な姿勢には、誠実さがにじむ。... -
「反則投球じゃない?大丈夫?」 井端氏を驚かせた男・マルクが歩むデビューへの道
◆ ナゴヤ球場で原石を探す あれは7月中旬だった。侍ジャパンの内野守備走塁コーチ・井端弘和氏が解説の仕事で数日間、名古屋に滞在していた。 コロナ... -
かつての「甲子園の星」、あの輝きをもう一度…藤浪晋太郎と北條史也は虎の救世主となるか
◆ 阪神を襲ったアクシデント 奇しくも2人揃っての“緊急招集”だった。 糸原健斗、岩貞祐太、陽川尚将ら計7人が新型コロナウイルスに集団感染したタ... -
教え子対決に「幸せです」 聖光学院・斎藤智也監督の“特別な夜”
◆ 「奇跡的なこと」 手のかかった子ほどかわいいという。福島県が誇る甲子園常連校・聖光学院高の斎藤智也監督(57)は、目頭を熱くした。 9月23... -
一軍の舞台で残した爪痕 広島の高卒2年目・羽月隆太郎の武器は“思考力”
◆ 「一つ一つの選択を間違えて後悔したくない」 大きく見せようと背伸びはしない。セ・リーグ野手最小に並ぶ身長1メートル67の小兵。広島・羽月隆太郎の思考... -
近所の子どもを「叱れる」男 中日・平田良介が辿り着いた1000安打
◆ 正直で素直な男が辿り着いた節目 駄目なものは駄目という。自分の子どもに対するしつけならできる。けれど、範囲を近所に広げると、どうだろう…。なかなか言... -
「結果で恩返し」を…阪神・陽川尚将がフルスイングに込める想い
◆ チームの泣き所「3番」の救世主に? 思わぬ“告白”に、球場は笑いに包まれた。 「正直、あんまり好きじゃないです…」 甲子園のお立ち台... -
大化けの気配漂う広島・島内颯太郎 飛躍の土台となった父との二人三脚の日々
◆ 父と歩んできた野球人生 全ては、父との二人三脚から始まった。 「僕は、父に野球を教わりました」 突然、奪三振マシンと化した広島・島内... -
1500安打で思い出す…中日・大島洋平「どこだろ?捨てたんだと思います」
◆ 大島洋平という男 中日・大島洋平外野手(34)が18日、神宮球場で行われたヤクルト戦で通算1500安打を達成した。 入団から11年目での到達... -
任されたところで全力を尽くす…阪神・岩貞祐太の“2度目の開幕”
◆ 4年前の輝きを取り戻しつつあった中… 懸命に腕を振り、気持ちを切り替えているように見えた。 8月15日の広島戦。阪神タイガースの岩貞祐太は、... -
「野球の日」に本拠地デビュー 中日・根尾昂、“2年目のドラ1”の現在地
◆ 8月9日=「野球(8・9)の日」 代打コールで場内が盛り上がった。上限5000人に限定したナゴヤドームとは思えない熱気が充満する。 2年... -
耐え忍ぶ春を乗り越えて…帰ってきた阪神・髙橋遥人の“恩返し”
◆ 3タテ危機を救ったヒーロー その存在の大きさ、何よりチームにもたらす勢いの強さを感じるカムバックだった。 8月6日の巨人戦(甲子園)。今季初... -
「真っすぐで生きていく」…広島・一岡竜司がこだわる“速球の質”
◆ 「150キロが出てから勘違いした」 150キロに首を傾げたかと思えば、149キロにうなずく。広島・一岡竜司投手(29)の直球論は、奥が深い。... -
「大野さん、きょうだけは勝ち星譲って…」 日体大・辻コーチは祈った
◆ “先輩”と投げ合った“愛弟子” その感情は複雑ではなく、明確だった──。 7月31日、ヤクルト戦(ナゴヤドーム)。今季7度目の登板で初勝利を... -
「出る気でした」…記者の携帯に残る、中日・高橋周平からのメッセージ
◆ 復帰が「見送り」に… 7月24日(金)の阪神戦。中日・高橋周平内野手(26)にとって、この日は復帰戦となるはずだった。 一軍に合流し、シート... -
おもいきり「振りかぶって」…阪神・秋山拓巳の“復活の証”
◆ ローテに帰ってきた背番号46 阪神タイガースの先発ローテーションで、秋山拓巳が奮闘している。 高卒11年目の右腕は4試合に先発し、防御率こそ... -
修羅場をくぐってきた男たち…阿部寿樹と岡野祐一郎、竜の逆襲のカギを握る“遠回り組”
◆ 「迷惑をかけていたので…」 こんなに静かなヒーローインタビューも珍しい。コロナ禍のせいで観客が少ないだけが理由ではなさそうだった。 16日、... -
エースの快挙の裏に名手あり…広島・三好匠を開眼させた“遊び”
◆ 快挙を影で支えた男 たった一言で、道が開けることがある。金言から5年後、広島・三好匠内野手(27)は、「守備固め」で球団史の更新を手助けする。まずは...