男たちの挽歌
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繊細かつ激情家、自ら巨人を飛び出した“満塁男”【駒田徳広・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第16幕:駒田徳広 「負けるってことは考えられませんでしたから。シーズン始めに立てる予算も、必ず巨人が勝つものとして日本シリーズは組み... -
大怪我を乗り越えた早熟の天才打者【吉村禎章・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第15幕:吉村禎章 かつて、巨人の未来を背負う才能の持ち主と言われた、若き天才打者がいた。 吉村禎章である。平成ジャイアンツ... -
10勝しながらエースの美学を貫き引退したマサカリ兆治【村田兆治・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第14幕:村田兆治 「化石かと思ったら、あいつ、まだ生きとった!」 1990年(平成2年)開幕戦でロッテの金田正一監督が、完投... -
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甲子園のアイドルから悪役に、そして野球の求道者へ【桑田真澄・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第13幕:桑田真澄 甲子園の優勝投手から19歳で沢村賞投手へ。 かつてこんな完璧な10代のキャリアを歩んだ野球選手がいた。巨... -
史上最強の18歳が辿り着いた、41歳でのラストゲーム【清原和博・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第12幕:清原和博 打率.304、31本塁打、78打点。 かつてこの素晴らしい打撃成績を残した高卒1年目のスラッガーがいた。... -
捕手で45本塁打、36歳で55号越えに挑んだ愛すべきタブチくん【田淵幸一・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第11幕:田淵幸一 おおっ『がんばれ!!タブチくん!!』だ。 今年1月、田淵幸一の野球殿堂入りのニュースを聞いて、あの漫画を... -
13勝を挙げた32歳のエース、まさかの電撃引退【江川卓・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第10幕:江川卓 「わたし、江川って凄いと思うな。日本中を敵にまわして、へこたれないんだもん」 奥田英朗の小説『東京物語』(集... -
40本塁打を放ち“日本一”から3年後、33歳での現役引退【掛布雅之・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第9幕:掛布雅之 みなさんは「カケフくん」を覚えているだろうか? 80年代に活躍した子役タレントで、所ジョージのテレビ番組に... -
日本シリーズ第7戦、現役最終戦で劇的アーチの絶好調男【中畑清・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第8幕:中畑清 その若手選手はプロ3年目に引退を考えた。 当時24歳の中畑清だ。駒沢大学では強打の三塁手として鳴らし、75年... -
「西武の監督」の座を捨て、まさかのFA移籍で完全燃焼した男【石毛宏典・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第7幕:石毛宏典 80年代のプロ野球は、原辰徳の時代だった。 1980年代セ・リーグの通算本塁打数と総打点の両部門トップは、... -
「プロ野球史上最も叩かれた4番打者」の意地【原辰徳・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第6幕:原辰徳 シーズン34本塁打、94打点の27歳の若き4番打者。 かつてプロ野球界にはこの好成績を残して、マスコミから「... -
「巨人のエース」を期待された男の意外な決断【水野雄仁・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第5幕:水野雄仁 昭和が終わる頃、江川卓のあとに「巨人のエース」を期待された投手がいた。 池田高校時代に甲子園の夏春連覇で一... -
「昭和の野村」から「平成の古田」へ…【古田敦也・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第4幕:古田敦也 「えっ? 古田敦也が監修の日本野球機構公認ゲーム?」 先日、近所のブックオフでスーパーファミコンの中古カセッ... -
「平成引退試合」屈指の名シーンと言えば…?【鈴木健・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第3幕:鈴木健 「捕らない。捕らないっ。捕りません!」 実況アナウンサーがそう絶叫する中、三塁を守る村田修一はあえてそのファー... -
「フルスイング」貫いたサムライ道【小笠原道大・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第2幕:小笠原道大 プロ野球は永久に続く連続ドラマだ。毎年ニュースターが現れ、元スターが去って行く。村上宗隆や近本光司のような煌めく... -
三冠王3度の大打者が歩んだ“オレ流”人生【落合博満・最後の1年】
◆ 『男たちの挽歌』第1幕:落合博満 「あの選手の現役最終年ってどんな感じだったっけ?」 よく野球ファン同士で球場観戦帰りに飲んでいると、そんな話...