ニュース 2018.09.12. 15:20

「第7回教員のための『ベースボール型』授業研究会」開催


参加した教員20人に話を聞いたが、このうち10人が「実際に授業をしたことがある」と答えた。

しかし、
「自身に野球経験がなかったために、手探り状態で自信がなかった」
「子ども達に興味を満たせることができなかった」
「サッカーなどより難しい」

という声も上がっていた。こういう先生方は、今回の「模擬授業」で「授業のコツ」がわかったようだ。
また「用具をいくつも用意しなければならない」という声も上がった。
授業を実施したことがない教員の中からは、今回の授業を受けて「一度やってみたい」という声も上がった。
一方で、年配の教員からは「私たちの子供時代は、野球なんて知っていて当たり前だったので、こういうところから始めなければならないのは、ちょっと驚き」という声もあった。
 

徐々に手ごたえも

実技指導は、休憩をはさみながら2時間30分ほど行われた。
プログラムの最後は、講師陣と受講者代表による「ホームラン競争」。実技指導中終始大きな声で、盛り上げていたギャオスこと内藤尚行講師が、打ち直しで「ホームラン」を打つと大きな歓声が上がった。
 
閉会式では、ジャイアンツアカデミーの倉俣徹校長が
「今日は213人の先生方が参加してくださいました。7回の研究会で1000人以上の先生方が『ベースボール型』授業研究会を通して、野球の面白さ、楽しさを理解していただいた。先生方もぜひ、野球の普及に協力してほしい」と締めくくった。
 
NPB野球振興室によると、応募・参加者数はこれまでで最多。教員の反応も年々よくなっているとのこと。
NPB野球振興室は、全国各地に出張しての授業研究会も開催している。
地道な活動だが、小中学校に「野球」が少しずつ定着しつつある手ごたえを感じる。
(取材・写真:広尾晃)

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