サイズのあうスパイク選びのポイント!
なるべく午後の時間帯に購入する
人間の足は朝と夕方でおよそ0.5〜1.0センチほど大きさが変化するといわれています。これは体重をかけて過ごす時間が長くなればなるほど、足裏のアーチ部分に大きな負担がかかって拡がってしまうことや、下肢に血液や水分などがたまりやすくなることなどが考えられます。
大きいサイズの足にあわせるようにしたいため、靴を買う時間帯は午後のほうが良いということになります。
かかとの固定は靴を選ぶ上で最重要チェック項目
靴は履き方によってもフィット感が違ってきます。スパイクやランニングシューズを履くときは、まず靴ひもをゆるめて足を入れ、かかとでトントンと軽く地面に押しつけて、かかとをまず靴に合わせるようにします。
かかとの位置を固定させると、体のぐらつきが少なくなり、より安定して走ることができるようになります。
一方、かかとの機能が低下すると足への負担が増えて、ケガをしやすくなります。
かかとを踏んで歩けるような状態のものはすぐに新しいものに換えるようにしましょう。
試し履きは両足で!片足で立って確認することも忘れずに
人間の足の長さは左右対称ではありません。どちらか一方が大きいということはよくあることです。
このためサイズとしては大きい方の足にあわせ、小さいほうは靴ひもやインソール(中敷き)などで調整するようにします。
また試し履きは必ず両足あわせるようにしましょう。
さらに片足で立ってみることも忘れずに行います。
片足で立つと足裏と地面との接地部分は拡がるので、この状態で指があたらないか、足幅はキツくないかといったことを確認します。
ランニングシューズやスパイクは消耗品!
今使っているスパイクやランニングシューズに破れやほつれ、穴あきがないか定期的に見直すようにしましょう。傷んだものを使い続けるとどうしても靴本来のもつ機能が低下してしまい、足や膝、腰などに影響が及ぶことが考えられます。
練習やトレーニングなどで使用するシューズ類は消耗品であるという意識を持ち、側面や前方部分に破損が見られたり、裏面のソールがすり切れた状態のものについては、ケガを予防するためにも新しいものを購入するようにしましょう。
著者プロフィール
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。