ニュース 2018.07.27. 17:26

暑い夏の練習後に水風呂はいかが?水風呂の効果と注意点とは?

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熱いお風呂では全身の血流が良くなり、体の中にたまった疲労物質がより早く分解・代謝されることを目的としますが、水風呂では体を冷やすことで運動中に起こった筋肉の微細損傷と炎症症状を抑える効果が期待できます。

さらに冷たいお風呂に入ることは試合後の興奮した状態を抑え、自律神経のバランスを整えることにもつながります。トップアスリートなどでは水風呂に氷を入れたアイスバスという方法を用いることもあります。またクールダウンを兼ねてプールに入ることも同じような効果が見込めます。

ただし水風呂は急激な温度変化を伴うため、最初は足元や手などから水をかけるようにし、膝下、太ももと少しずつ水に慣らしていくようにすると、体への負担を減らすことができるでしょう。

水風呂の入浴時間については、体全体が冷えたと感じたところで(数分〜10分ほど)上がるようにします。長くつかりすぎていると今度は体が冷えきってしまい、体調を崩す原因ともなります。

水風呂が苦手という人は温かいお風呂と冷たいシャワーを使った交代浴などで、ほてった部分のみをシャワーで冷やし、体全体は冷やさないようにするというふうに自分にあった入浴法でOKです。

水風呂では筋肉痛などに伴う炎症症状は抑えられますが、同時に全身の血流量も減少し、筋肉も柔軟性が低下します。いわゆる筋肉が少し硬くなった状態ですので、入浴後にストレッチを行う場合は時間をおき、体温が回復してから行うようにしましょう。

また体調が良くないときに水風呂に入ると風邪などをひきやすくなってしまいますので、こうした点にも注意して、温かいお湯での入浴と冷たい水風呂をうまく活用してもらえればと思います。

著者プロフィール

アスレティックトレーナーの西村典子さん
アスレティックトレーナー/西村典子(にしむらのりこ)
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、NSCA-CSCS、 NSCA-CPT。東海大学スポーツ教育センター所属。高校、大学など学生スポーツを中心としたトレーナー活動を行う一方で、スポーツ傷害予防や応急処置、トレーニングやコンディショニングに関する教育啓蒙活動を行う。また一般を対象としたストレッチ講習会、トレーニング指導、小中学生を対象としたスポーツ教室でのウォームアップやクールダウンといったさまざまな年齢層への活動がある。一般雑誌、専門誌、ネットメディアなどでも取材・執筆活動中。
大阪府富田林市出身。奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。


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