◆ 1億ドル超えの高額契約がネックか
西武からポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指す今井達也投手(27)について、移籍先候補に挙がっていたサンフランシスコ・ジャイアンツが獲得レースに消極的な姿勢を見せているようだ。
『ESPN』のバスター・オルニー記者は現地時間11月29日、自身のX(旧ツイッタ―)にて「最高級の日本人投手・今井達也とジャイアンツは度々関連付けられているが、ジャイアンツが主に求めているのは、より手頃な契約の投手だ。今井のような高額選手を追っていないことを強く示唆している」と投稿。投手補強の関心が他選手に移っていることを伝えた。
今オフの先発投手市場において、注目選手の1人だったディラン・シースが7年総額2億1000万ドルの契約でブルージェイズと早くも契約合意。同じく市場トップクラスの評価を受ける今井も総額1億ドル超えの大型オファーが予想されている。
今井は2016年のドラフト1位指名でプロ入りし、2018年にデビューしてから通算58勝をマーク。今季は24先発で10勝5敗、防御率1.92、163回2/3を投げて178奪三振の活躍を収め、3年連続となるシーズン2桁勝利を達成した。日本時間19日にポスティング申請が発表され、2026年1月3日の午前7時が交渉期限となっている。